議員と言う職業2012年01月05日 20時33分56秒

 国会議員に限らないと思うが、議員と呼ばれる人たりは本来は政治家であり、政治をやるのが仕事だと思うが、見ていると次回の選挙で当選するようにだけ動いているように感じられる。確かに、「猿は木から落ちても、猿だけれども、代議士は選挙に落ちればただの人だ」と言われている。しかも、民主政治では多数決が物事を決める基本だから、同じ集団の人数を出来るだけ多く集めなければならないことは理解できる。


 しかし本来議員は国を(或いは担当の地区を)よくするために政策を立案し審議する役割があるはずである。しかし見ている限りではそのようにはとても思えない。国民に不人気な政策は出来るだけ出さないように細工し、予算審議の会場では予算とは関係のない相手党員のスキャンダルを追及したり、ちょっとした言葉尻をとらえて追及したり、政治家の仕事をまじめにやっているとは思えないのである。

 国会議員の場合、年間3000万以上の金が使えることから考えると、彼らは一種の高級サラリーマンになった積りではないだろうか。だから、何年か経って、落選するとこのおいしいサラリマンの立場を失うことから、次回の選挙だけが彼らの大きな関心になってしまっているのではないだろうか。つまり彼らは議員を職業としてしか捉えていないのではなかろうか。職業だと捉えているとすると、その勤めが続くように、次回の当選だけを意識していると言うのは頷ける。

 この厳しい財政状況の中で、この様な役に立たない高級サラリーマンを沢山雇って置く余裕は我国にはないのではないだろうか。

コメント

_ 朗子 ― 2012年01月07日 17時25分31秒

ご意見まことにご尤もです!
先ず大多数の人が、只国会議員に成りたくて動いているとしか
思えません。本当に日本を変えようとか、国民の為に働こう
と思っている人が、一体何人いるだろうか?と悲しくなります。北朝鮮のお葬式の嘘泣きと、少し似ているような気がしてきました。本当にがっかりしています。
先ず議員の数を減らすべきでしょうね…悲観的過ぎるでしょうか? 消費税は生活必需品以外は、少し上がっても、仕方ない
とは思って居ますが、今の日本は危機的状況はEUの国とあまり変わりないと思い始めました。

_ KAJI ― 2012年01月07日 19時36分06秒

 朗子さん、本来は選挙の時に入れなければいいのでしょうが、結果的にはロクな人が立候補していなかったと言うことでしょうかね。私たち国民の側もそれを見分ける目が必要なのでしょうかね。

 或いは、個々には立派な考えを持っている政治家もおられるかもしれませんが、多数決の原理の中で埋没しているのかも知れないとも感じます。

 議員と言う仕事をボランティア的にして、月に10万円か20万円ぐらいにしたらいいのではと思いますが。(ことに地方の市町村の議会では)そうすれば、お金目的の人は立候補しないと思います。その場合の問題としては、議員としての給料を戴かなくても生活できる金持ちの人しか立候補できないことでしょうね。

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