日本が保有するプルトニュームの量2012年01月24日 19時16分22秒

 原発用の核燃料はアメリカから購入し、核廃棄物もアメリカに引き渡す契約だったと言う。それが1977年の交渉で、日本で核処理ができるようになったと言う。おそらく核燃料サイクルを完成させるために、プルトニュームを取り出す必要があったのだと思う。

 現状では核燃料サイクルは増殖炉「もんじゅ」のとん挫で未完のままであり、苦肉の策としてMOXと称して現在の原発炉でウランにプルトニュームを混ぜて使おうとしている。しかしこの程度ではプルトニュームの使用料は微々たるものと言う。

 河野議員のメルマガによると、現在アメリカの原爆の核弾頭に使われているプルトニュームの量が38tに対して、日本で現在保有しているプルトニュームの量はすでに45tに達していると言う。使用済み核燃料の再処理を行えばさらにプルトニュームの量は増え続けることになる。

 たとえ日本が原爆を装備するようなことがあったとしても、この様に膨大なプルトニュームを使いきれないとすると、一体どうする積りなのだろうか。