韓国の現代自動車2011年12月09日 08時09分52秒

 韓国の自動車は起亜を含めて現代(ヒョンデ)が大きく伸びてきていると報じられている。性能的のも品質の上でも日米欧の自動車に匹敵するぐらい進歩してきており、殊にアメリカでは年間500万台と販売を伸ばしていると言う。

 アメリカの購買者の言によると、「ヒョンデ」は何でもそろっているし、何より安いのが魅力だとしている。

 自分が不思議なのはそのように素晴らしくて安価なヒョンデの車を日本で見たことがないのである。どうして日本では走っていなのだろうか。まだまだ韓国車と言うことで「下」に見られているのだろうか。

 まさかとは思うが、業界乃至は政治的に輸入し難いような仕組みになっているようなことがあるのだろうか。誰かご存知の方があったら教えて頂きたい。


医療保険2011年12月17日 13時00分49秒

 テレビでも新聞や雑誌でも医療関係保険の勧誘が盛んである。これだけ広告費を使っている所を見ると、かなりおいしい商売ではないかと勘繰りたくなる。最近は需要が一巡したらしくて、「持病があっても入れます」とか「、病人でも条件が合えば入れます」とか、いろいろ手を変え品を変えて攻めてくる。

 日本は幸運なことに「国民皆保険」で誰でも病気になれば、3割負担で(老人の場合は1割負担で)医者に診てもらえるし、必要な薬も頂けるシステムになっている。負担が3割とはいえ、複雑な手術等高額な支払いがある場合には医療費の還付制度があり、所得に応じて大幅に負担が減ることになっている。自分の場合は30万円掛かろうが60万円掛かろうが、5万円ぐらいの負担で、残りは還付される制度である。

 これほど優遇された保険制度に加入しているのに、どうして市販の医療保険に入るのか、自分には理解できない。確かに保険の効かない特殊な治療を受けた場合とか、最新の治療を受けた場合は保険がきかないために支払い医療費が高額になることことは考えられるので、そのような場合には市販の医療保険が有効であるかもしれないが、そのようなケースがどれだけあるのか自分にはわからない。

 以上のような考えで市販の医療保険には入っていないが、貧乏人は貧乏人らしく決められた健康保険制度の中で治療を受ける限り、何の問題もないと思うが如何だろうか。


北朝鮮の将来2011年12月19日 19時17分38秒

 今日は昼ごろから金正日総書記の死去の話題で持ちきりである。一つの時代を画すことは間違いないが、その将来について考えてみたい。

 北朝鮮の国民は未曽有の圧政の中で、例えば中東等で起きているような民主化運動が起きて、解放されれば一番いいが、騒ぎを起こそうとしてもバックに中国が控えていることから、簡単には成功するとは言えないように思う。(中国も含めて民主化運動が展開されれば分からないが。)

 後継の金正恩を中心にして、従来の路線を踏襲すると言うのは北朝鮮国民にとっては最悪の筋書きであるように思う。国はますます疲弊し、国民は引き続き飢えに苦しむことになる。

 第3の道として、中国が全面的に介入して、北朝鮮を中国の一地区として管轄していくような筋書きが実現できるとしたら、中国で成功した「市場の開放経済」の路線に載って、国内経済の改造が進めば、少なくとも経済的には今よりは格段によくなるのではと思うし、実現可能な最良の道であるように思う。


八ん場ダム再開2011年12月23日 11時04分30秒

 政府は改めて「八ん場ダム」工事の再開を決定した。と国交大臣が発表した。

 しかし民主党に中には「マニフェスト違反」として反対する議員が少なからずいると言う。特に前原政調会長は「閣議決定させない」と強い口調で発言している。これでも民主党は一つの党なのだろうか。

 元々は一つの党だったわけだから、思想的にこれほどの違いがあったとは思えない。つまり、主に政権を維持するために官僚にすり寄って、その方針(従来の方針)に従ってきている議員と、元々の民主党の考えを維持したい議員との争いであるように感じる。

 マニフェストが次々に崩れてきているのは、勿論「ねじれ国会」がるが、それ以上に官僚政治に戻っていることが大きな原因ではないかと思う。

 我々が民主党への政権交代を希望したのは、この従来からの官僚政治を排して、政治主導で政策を決めることだったはずであり、その根本のところで路線を外れてきた以上再度政権を選び直す必要があるのではないか。


八ん場ダム再開(続)2011年12月26日 10時15分14秒

 「閣議決定は絶対にさせない」と強弁していた前原さんもいつの間にか腰砕けになって、ダム建設容認の方向で動いていると言う。政治家の信念をどこかに置き忘れているのではと訝しく思う。

 この八ん場ダムは昭和33年に計画されたもので、当時からはとりまく経済環境もダムを必要としている状況も、又貯水に関わる設計値を決めるファクターにしても大きく変わってきているのに、当時のデーターをそのまま使って、その必要性の検証を行っていると言う。

 このような官僚の横暴を止めるのは政治家しかないと思うのだが、この政治家が何を考えているのかさっぱり分からない状況では全く救いようがない。自民党の河野議員が出されているメルマガ「ごまめの歯ぎしり」の12/24号にダム設計の矛盾点が詳細に指摘されているので、一読していただければと思う。
     http://archive.mag2.com/0000006653/index.html


2011年2011年12月31日 12時31分29秒

 大災害、大洪水、円高に代表される未曾有の金融不安等々ありとあらゆる暗いニュースの続いた2011年も今日でおしまいだが、次々に起こる諸般の事態に対して、自分なりの評論が出来なかったことは私にとってはまことに悔しい限りである。

 自分の中での一番大きな思想転換は「原発の怖さ」を改めて知らされたことである。このように自然にないものを使ってエネルギーを獲得することの無謀さを認識させられた一年だった。これだけ沢山の原発が出来てしまっている今、これを元に戻すすべはないが、少なくともこれからは原発に頼らない生活を実現したいものと思っている。

 一方ギリシャに端を発した欧州の金融不安はますます拡大の様相を呈しており、世界経済への影響が深刻になってきているようである。アメリカの景気も停滞していることから、取りあえずの避難場所として円が買われているが、日本の景気とて決していいわけではなく、むしろこの円高で企業は海外に拠点を移し、雇用がますます失われてきているのは大変心配な点である。

 2011年は「うさぎ」歳でおとなしいはずなのに、大波乱の年であった。来年は「たつ」歳だから、さらに大きな波乱が待っているのかも知れない。何とか平穏で、世界の人々が平和で幸せな年になることを切に願っている。