ほんとに長生きしたいのか2018年10月09日 20時42分06秒


 今日久しぶりに外出して、帰りのバスを待っていたら、「俺死にたいよう!」と叫んでいるおじさんがいた。年齢は85歳という。特に深刻なという感じはなく、淡々と誰に言うともなく話しかけていた。


 世の中の新聞もテレビも雑誌も「いかに長生きできるか」特集し、食べ物やサプリメントの推奨から、どんな運動が長生きに役立つかといった記事が溢れている。100歳を超えて元気で働いている人を掴まえて、食習慣やその日常を聞き出そうとしている。

 このような長生きは善であり、早死には悪であるというような短絡した考え方でいいのだろうか。今生きている人にとっては「死」というのは未知の経験であり、出来たら避けたいと思う気持ちもわかるけれども、どうせどこかでやってくる「死」に対して、もっと身近に感じていいのではないだろうか。

 橋田寿賀子さんではないが、もうやることやったのでこの世とオサラバしたいという考えも、あながち捨てたものではない。他人からお世話になって、お返しできなくなった時が一つの区切りではないかと思うが如何だろうか。

高血圧症の定義2018年10月15日 10時26分47秒



 今まで140以上が高血圧とされてきているが、来年度から130以上を高血圧とするという。またまた、政府は降圧剤の販売を伸ばして、製薬会社を儲けさせようというのだろうか。


 自分は現在84歳で、朝の血圧は110から120ぐらい、夜になると、140から150ぐらいになる。我が家はマンションの3階にあるが、階段を上ってきただけで、血圧は170ぐらいになる。このように一日の生活の中で、血圧は大きく変動している。これで高血圧症をどのように判断するのだろうか。

 何年か前に読んだ老人医療の先生が書かれた本に「歳を取ってくれば、血管内にプラークが溜まって、血液が通りにくくなるのは自然の理で、だから血圧を高めにしないと、脳に十分な血液が送られないことから、認知症の症状が出るのだ。」というくだりには十分納得した次第である。

 昨年は起立性低血圧症を経験したが、要するに血圧というものは、自律神経の働きで、その時その時で体に合った血圧に調整してくれているのだから、無理に薬でコントロールしようとしたら、かえって弊害が出てくると思っている。