コロナウイルスに強い人たち2020年06月03日 15時52分53秒


 東洋人が欧米人に比べてコロナウイルスに強いことを述べた。しかし、どうやらさらに強い人が別にいることが分かったて来ている。それは20歳以下の若い人たちである。


 統計的な資料を持ち合わせないが、この傾向は日本だけでなく、欧米諸国でも若者たちは比較的感染し難いし、感染しても無症状だったり、発症しても比較的軽症で済んでいるようである。

 日本では今迄に20歳以下の若者で死者は一人も出ていない。HLAの違い的に考えると、若いころはこのコロナウイルスに対しする防御機能を持っていたが、歳と共にこの機能が失われていくのだろうか。そうだとすると、老人の死亡率が高いというのも理解できる。

 (蛇足かも知れないが)もしこの現象が真実なら、高校野球をやめる必要はなかったのではなかろうか。無観客でプロの野球もサッカーもやるのだから、高校生ができない理由はないと思うが。

黒川検事長の辞任2020年05月21日 14時45分27秒


 黒川検事長が新聞記者と「賭けマージャン」をやっていたということで辞任するという。


 この辞任の理由として、一つは「黒川氏が昨今のトラブルの対応として、自身が辞任したかったが、官邸の許可が得られないことから、賭けマージャンを自ら暴露して辞任せざるを得ないように仕向けた。」という意見がある。

 しかしながら、自分としてはもう一つ、別の角度から考えて、「昨今来の検事の定年延長を内閣が決められることの法律が多数の国民(?)と法曹界の識者の反対で成立を断念してきた件に関連して、官邸は黒田氏を下ろしたいが、この法案に関連して下ろしたということになれば、傷がつくので、別の理由(賭けマージャン)で辞任せざるを得ない状況を作った。というのはいかがだろうか。

 いずれにしても、官邸を擁護してきた黒田検事長が辞任したことで、次の人事に注視していきたいのと、官邸周辺の不明朗な刑事事件が少しでも解明されることを期待したい。

ライオンは練習しなくても早く走れる2018年12月31日 19時27分16秒



 冬休みに入って、ラジオ番組では、例年のことながら「子供たちからの質問を受けて、先生方がそれに答える」という番組がある。」先日、何気なく聞いていたら、こんな質問が出てきた。
人間は一生懸命に練習しないと速く走れないのに、ライオンは何も練習しないで、早く走れるのですか。


 先生は「人間は少しでも練習を休んだら、筋肉が弱くなってしまうのです。ライオンは練習しなくても筋肉がついているのです。」というような説明をしておられたようでしたが、これでは質問に答えたことにならないように思います。

 考えてみたら、生物のかなり根源的な問題であるように思う。つまり、人間がかなり努力しないと、早く走る能力を持てないとしたら、もともと人間にはそのような能力は必要ないということではないだろうか。

 神様(?)は人間には強力な筋肉よりも、大きな頭脳を授けられたのだから、これを使って生きていければ十分ということではないだろうか。

 

日大アメフト部員の悪質タックル2018年05月27日 15時25分01秒


 日大アメフトのディフェンス部員が 関学大の部員に違法なタックルをして、負傷させたことが問題となり、世間を騒がせているが、この違法行為よりも、この違法行為をだれが指示をしたかでもめている。


 違法な行為を実行した選手サイドは、単独で記者会見をして、監督やコーチからの指示があったことを理路整然と述べたのに対して、監督コーチ側は「そのような指示はしていない」と反論し、話は平行線をたどっているが、会見を見た感想からは、どう見ても選手サイドに理がるように感じられる。

 当該選手は「たとえ監督からの指示があった」とはいえ、このような違法行為をしてしまったことに対して、後悔の念が強く、今後はアメフト競技には戻らないと発言しており、彼の人生設計を大きく狂わしてしまったことになる。

 これからのお話は仮定の問題である。彼は違法行為を実行した後で「やらなければよかった」と後悔したようであるが、彼のような誠実な人柄だったら、たとえ監督から指示があっても「私にはそのような不法行為は出来ません。」と断れなかったのだろか。もちろんそうすれば、一層不遇な目にあうだろうし、場合によってはチームを追われることになったかも知れない。

 ここまで考えてくると、このような判断の岐路はスポーツの世界だけに限ったことではないように思う。政治の世界でも、今や沢山の官僚たちが「これは悪いことだ」と分かりながら、その世界に手を染めており、我々会社員にとっても、理不尽な上司の命令に従わなければならないケースは多々遭遇するところである。

 そのような場合に、自分の出世のために、その毒を飲み干すか、自分の将来を捨てても、正義を貫くかは、その人の人生観そのものである。
「あるものを、ない」と言って、出世していく官僚を見ていると、浅ましさを通り越して、悲しさを覚えるのは自分だけだろうか。

「悪」を悪といえない企業体質2017年10月13日 08時57分54秒

 多少旧聞の属するが、大企業の東芝が新旧の社長同士の争いから、大規模な不正会計に走り、会社を根底から揺るがす不祥事になった。また最近では日産が完成品の検査を資格のない検査員に任して、ハンコだけ正規のものが使われていたという事件があったかと思うと、神戸製鋼で大規模な検査の不正が発覚し、対応に追われている。


 これらの共通して言えることは「これまずいよね」と思っていても、それを言い出せない、正せない会社の雰囲気があることである。本来、職位の高い人ほどこれらの「悪」を正せる立場にあると思うのであるが、自分たちもこの不正を見逃すことで、つまり上司の不正を指摘しないことで出世してきた経緯もあり、全社的に「悪」を指摘できる体質になかったと思われる。

 これらの不正がどのような経緯で発覚したのかは分からないが、多分社内で声を上げても受け付けられなかったために、外部へのリークがあったのではと推測する。

 このような体質は日本の企業だけとは限らない。先にVWが環境試験をごまかしていたこともあり、穿り出せば各国各社に及ぶのかも知れない。

 要は、社内で自浄作用が働く余地があるかどうかにかかっているように思う。自浄作用のない会社は今後衰退していくように思う。
 


AI将棋考2017年07月09日 08時34分28秒

 藤井君の連勝につられて、最近はAbemaTVを見る機会が増えた。その中で出てきていることとして、両者が一手指すごとにAIコンピュータのボナンザがどのような採点を出し、その時点でどちらがどの程度優勢かを判定してくれることである。

 この光景を見ていて思い出したのは、カラオケで歌った人の「正確さ」(?)をコンピュータが判定して競う競技である。機器によって組み込まれている判定基準は異なるだろうが、ともかく、いかにその基準に適合しているかを競うもので、本質的に歌の上手下手を競うものではない。

 面白いことにプロ歌手がトライすると、ほとんど点が取れないことが多く、ある歌手などは怒って逃げ出した人もいるぐらいである。要するに、音程を中心にいかに正確に歌えるかが勝負なのである。

 将棋の話に戻って、一手一手の指し手に対して、コンピュータが判定するとなると、採点式カラオケに似てきているように思う。と同時に将棋の世界も絶対に(?)コンピュータを超えることはできないとすると、競っているものが何なのか、分からなくなってくる。(もちろん勝負であることは間違いないが)

 カラオケ点数が多少低くても、プロの歌手としてやっていけるように、プロの棋士として生きる道があるのだろうか。


幸せはお金では買えない2016年04月08日 09時14分32秒

 「パナマ文書」というのが出回っていて、世界の富豪や有名人の多くが自国の税金を逃れるために、タックスヘーブン(課税避難地)に資産を移していると伝えられている。これはこれで、それぞれの国にとって税金が徴収できないという不都合が生じるだけでなく、徴税の不公平を生んでおり問題は大きい。

 それとは別に、世界一貧しい大統領だったというウルガイのホセ・ムヒカ氏が日本を訪れて、各地で公演会が催されている。彼の演説で有名なのは、2012年6月ブラジルはリオデジャネイロで開けれた国際会議で述べた
不幸とは少ししかもっていないことではなく、限りなく多くのものを欲しがり、いつまでも満足しないことだ。」という言葉です。

 このムヒカ氏の演説を聞くと、「パナマ文書」伝えられる大富豪たちが、さらなる蓄財に走っている姿が道化に見えてくるのは自分だけだろうか。

 今回の訪日でムヒカ氏がある学校での講演の一部をテレビで見たが、集まった日本の学生たちに対して、「あなたたちは便利な文明を手に入れ、高度な科学や技術を手に入れた。それであなたたちは幸せですか」と問いかけていた。この質問に対して、学生たちはどう答えるのだろうか。


清原と桑田2016年03月20日 10時10分08秒

 昨日、清原被告が釈放され、病院に直行したようである。これに対して、同僚の桑田が「彼が輝く姿を見たみたい」とコメントしたという。しかし、清原の心情を考えると、「お前にだけは言ってもらいたくない」といっているのではなかろうか。

 1985年清原、桑田がPL学園を卒業した年、プロ野球のドラフト会議の前に、熱烈な巨人フアンの清原は巨人から指名を受けると望んでおり、桑田は早稲田大学に入ると周りに宣伝して、他球団からの指名を敬遠していながら、秘かに巨人から一位指名を受けて入団した。清原は桑田と巨人にだまし討ちにあい、泣く泣く西武に行かざるを得なかった。

 あの時、桑田が言葉通り早稲田に行って、清原が巨人に入っていれば、彼の人生は180度違っていたのではないかと思う。その原因を作った桑田が清原にアドバイスする資格もないし、全く心に響くものもない。桑田の発言そのものが全く白々しいものに聞こえるのは私だけだろうか。


巨人高木投手の野球賭博発覚2016年03月09日 12時37分15秒

 新たに巨人高木投手の野球賭博関与が発覚した。先に、同じ巨人の3投手が野球賭博関与で永久追放されていることから、別に関与した人が出てくるのは予測されたし、当然の帰結だと考えている。

 しかし、分からないのはこの事態を受けて、渡辺最高顧問、白石オーナー、桃井会長が引責辞任したことである。高木投手と言えば巨人の選手の中でも末端に属する「中継ぎ投手」であったことを考えると、何故球界大御所のナベツネさんが責任を取って辞めなければならなかったのか。全く不可解である。

 これを推察すると、先に3選手の賭博関与が発覚したとき、当然球団としては他に該当者がいないかどうかの調査に入ったと思うが、そのときナベツネさんから「これ以上の関与者を出すな」と強い指示があったのではなかろうか。

 それに対して、新しく関与者が出たことで、自分に責任あ回ってこないように、さっさと辞任したのではなかろうか。こんな人が牛耳っていた球団に活力など生まれるはずはないと思う。


南京大虐殺が記憶遺産に登録2015年10月14日 21時10分13秒

 この度、第二次世界大戦中の「南京大虐殺」がユネスコの記憶資産に登録されたという。

 これに対して、日本政府は「南京大虐殺」は史実に基づかないものであり、中国が犠牲者を30万人と記載しているが、その数字自体架空のものであり、記憶遺産から削除すべきだと主張している。

 犠牲者の数が30万人でなかったとしても、10万人か20万人か、ともかく大量の虐殺があったことは事実であり、当時の日本の雰囲気を知っている我々世代からすると、支那人(当時は中国の人々をこう呼んでいた)はチャンコロと言われて、日本人よりもはるかに低い人種と理解されていたので、これを殺戮することに大きな抵抗はなかったと思われる。

 この「南京大虐殺」を記憶資産に登録したことに対して、あろうことか、その対抗処置として、日本政府は「ユネスコへの拠出金を凍結すべき」との意見が出ているという。何を考えているのか全く理解できない。それほど第二次世界大戦を賛美したいのだろうか。その延長線上に「安保法案」があるように思う。