AI将棋考2017年07月09日 08時34分28秒

 藤井君の連勝につられて、最近はAbemaTVを見る機会が増えた。その中で出てきていることとして、両者が一手指すごとにAIコンピュータのボナンザがどのような採点を出し、その時点でどちらがどの程度優勢かを判定してくれることである。

 この光景を見ていて思い出したのは、カラオケで歌った人の「正確さ」(?)をコンピュータが判定して競う競技である。機器によって組み込まれている判定基準は異なるだろうが、ともかく、いかにその基準に適合しているかを競うもので、本質的に歌の上手下手を競うものではない。

 面白いことにプロ歌手がトライすると、ほとんど点が取れないことが多く、ある歌手などは怒って逃げ出した人もいるぐらいである。要するに、音程を中心にいかに正確に歌えるかが勝負なのである。

 将棋の話に戻って、一手一手の指し手に対して、コンピュータが判定するとなると、採点式カラオケに似てきているように思う。と同時に将棋の世界も絶対に(?)コンピュータを超えることはできないとすると、競っているものが何なのか、分からなくなってくる。(もちろん勝負であることは間違いないが)

 カラオケ点数が多少低くても、プロの歌手としてやっていけるように、プロの棋士として生きる道があるのだろうか。


幸せはお金では買えない2016年04月08日 09時14分32秒

 「パナマ文書」というのが出回っていて、世界の富豪や有名人の多くが自国の税金を逃れるために、タックスヘーブン(課税避難地)に資産を移していると伝えられている。これはこれで、それぞれの国にとって税金が徴収できないという不都合が生じるだけでなく、徴税の不公平を生んでおり問題は大きい。

 それとは別に、世界一貧しい大統領だったというウルガイのホセ・ムヒカ氏が日本を訪れて、各地で公演会が催されている。彼の演説で有名なのは、2012年6月ブラジルはリオデジャネイロで開けれた国際会議で述べた
不幸とは少ししかもっていないことではなく、限りなく多くのものを欲しがり、いつまでも満足しないことだ。」という言葉です。

 このムヒカ氏の演説を聞くと、「パナマ文書」伝えられる大富豪たちが、さらなる蓄財に走っている姿が道化に見えてくるのは自分だけだろうか。

 今回の訪日でムヒカ氏がある学校での講演の一部をテレビで見たが、集まった日本の学生たちに対して、「あなたたちは便利な文明を手に入れ、高度な科学や技術を手に入れた。それであなたたちは幸せですか」と問いかけていた。この質問に対して、学生たちはどう答えるのだろうか。


清原と桑田2016年03月20日 10時10分08秒

 昨日、清原被告が釈放され、病院に直行したようである。これに対して、同僚の桑田が「彼が輝く姿を見たみたい」とコメントしたという。しかし、清原の心情を考えると、「お前にだけは言ってもらいたくない」といっているのではなかろうか。

 1985年清原、桑田がPL学園を卒業した年、プロ野球のドラフト会議の前に、熱烈な巨人フアンの清原は巨人から指名を受けると望んでおり、桑田は早稲田大学に入ると周りに宣伝して、他球団からの指名を敬遠していながら、秘かに巨人から一位指名を受けて入団した。清原は桑田と巨人にだまし討ちにあい、泣く泣く西武に行かざるを得なかった。

 あの時、桑田が言葉通り早稲田に行って、清原が巨人に入っていれば、彼の人生は180度違っていたのではないかと思う。その原因を作った桑田が清原にアドバイスする資格もないし、全く心に響くものもない。桑田の発言そのものが全く白々しいものに聞こえるのは私だけだろうか。


巨人高木投手の野球賭博発覚2016年03月09日 12時37分15秒

 新たに巨人高木投手の野球賭博関与が発覚した。先に、同じ巨人の3投手が野球賭博関与で永久追放されていることから、別に関与した人が出てくるのは予測されたし、当然の帰結だと考えている。

 しかし、分からないのはこの事態を受けて、渡辺最高顧問、白石オーナー、桃井会長が引責辞任したことである。高木投手と言えば巨人の選手の中でも末端に属する「中継ぎ投手」であったことを考えると、何故球界大御所のナベツネさんが責任を取って辞めなければならなかったのか。全く不可解である。

 これを推察すると、先に3選手の賭博関与が発覚したとき、当然球団としては他に該当者がいないかどうかの調査に入ったと思うが、そのときナベツネさんから「これ以上の関与者を出すな」と強い指示があったのではなかろうか。

 それに対して、新しく関与者が出たことで、自分に責任あ回ってこないように、さっさと辞任したのではなかろうか。こんな人が牛耳っていた球団に活力など生まれるはずはないと思う。


南京大虐殺が記憶遺産に登録2015年10月14日 21時10分13秒

 この度、第二次世界大戦中の「南京大虐殺」がユネスコの記憶資産に登録されたという。

 これに対して、日本政府は「南京大虐殺」は史実に基づかないものであり、中国が犠牲者を30万人と記載しているが、その数字自体架空のものであり、記憶遺産から削除すべきだと主張している。

 犠牲者の数が30万人でなかったとしても、10万人か20万人か、ともかく大量の虐殺があったことは事実であり、当時の日本の雰囲気を知っている我々世代からすると、支那人(当時は中国の人々をこう呼んでいた)はチャンコロと言われて、日本人よりもはるかに低い人種と理解されていたので、これを殺戮することに大きな抵抗はなかったと思われる。

 この「南京大虐殺」を記憶資産に登録したことに対して、あろうことか、その対抗処置として、日本政府は「ユネスコへの拠出金を凍結すべき」との意見が出ているという。何を考えているのか全く理解できない。それほど第二次世界大戦を賛美したいのだろうか。その延長線上に「安保法案」があるように思う。


東芝の粉飾決算2015年07月21日 21時08分53秒

 東芝で過去5年間に千数百億円の粉飾決算が明るみに出たことで、西田、佐々木、と現職の田中社長が辞職することとなった。原因は各部門での利益競争が過熱し、決算段階で会計の処理だけで、見かけ上の利益を出すことで辻褄を合わせようとしたと言う。

 自分が一番不思議に思うことは、これほど会計上の大きな不正が永年にわたって、行われていながら、誰も「そのやり方は間違っています。止めましょう。」というひとがいなかったことである。従業員だからその企業に忠誠を尽くすことはひつようではあっても、その前に人間として倫理的に反した行いに対しては、これを指摘し、修正していかなければならないと思う。

 この事件が発覚したのは「内部告発」だったと聞いているので、多分下の方(?)の人には「これはおかしい。けしからん。」と思う人がいたと思うが、問題は経営トップに異議を唱える人がいなかったのが残念である。

これはある意味当然な結果であるかも知れない。つまり、大会社では概ね「減点主義だから、入社以来大した落ち度もなく、上司に従ってきた人しか、上には上がれないわけだから、トップの周りには「YES MAN」ばかりが集まっているわけだから、意義が出るような状況ではなかったと推察する。

 今回は会計上の不正操作が問題ではあるが、俄かにトップをすげ替えたからと言って、修正できるとは思えない。つまり、減点主義で、上役の顔色を見ながら仕事をしていくような風潮の中では同じような事故は避けられないし、斬新な政策も進められないと思う。


世界一貧しい大統領2015年03月05日 12時06分21秒

 世界一貧しい大統領と言われている人がいる。ウルグァイ東方共和国の大統領ホセ・ムヒカ(Jose Mujica)である。伝えられるところでは、給料の90%を慈善団体に寄付し、自分は残りの10%で生活していると言う。

 彼は在職中(もうすぐ任期が切れるようであるが)国民の経済的な不平等と闘い、所謂貧しい人達の底上げに努力したと言う。ピケティーに指摘されるまでもなく、世界は今や貧富の格差がますます拡大してきているが、彼は将にこの流れに逆らい、国民みんなの安定した生活を確保しようとしたものと思う。

 彼の言によると、自分は決して貧しいとは思っていないと述べた後で、「貧しい人達とは、優雅な暮らしを続けるためだけに働き、常により多くを望む人たちである。」と説いている。また彼は「金が好きだと言う人々は、政治的に危険な存在である」と喝破している。

 現在、我が国の国会では不透明な企業からの献金で沢山の議員がやり玉に挙がっている状況の中で、それらが法律に触れる触れないの問題ではなく、彼らの所業はホセ大統領に言わせれば、一番貧しい人達であり、情けない限りである。我国にもホセ大統領のような政治家が欲しいものである。


基地も原発も金で解決してきた2014年12月28日 15時16分33秒

 年末に入って、先ほどの沖縄知事選挙で当選した翁長さんが、遠路上京して、首相や官房長官に面会を申し込んでいるのに、どちらも「時間がない」と言う理由で、遭おうとしていない。

 また、官邸筋から漏れてきている情報によると、先に約束した沖縄への振興財源3000億円を減額すると言う。つまり、辺野古移設に賛成した仲井間さんの時には認めておきながら、反対の立場の翁長さんが当選したことで、嫌がらせをしているとしか考えられない。今回の衆議院選挙で沖縄は全選挙区で自民党が敗北していることも含めて、政府は民意をどのように捉えているのだろうか。全く理解できない。

 従来から、基地の問題でも、原発の立地でも、基本的には地元は反対してきており、結局は「お金」と言う甘い誘い水で、その都度口封じをしてきたにすぎない。こんなことで、国民のための政治が出来るのだろうか。

 一説によると、アメリカ軍は辺野古に基地を作ることにこだわってはいないやに聞く。辺野古にこだわっているのは、政府の外務省と、防衛省の役人たちだと漏れ聞くと、ますます、政府のやっていることが民意から離れているように思う。


特許権は会社のもの2014年09月08日 09時09分30秒

 過去に企業が人材を粗末にしていると言うお話を書いてきたが、この特許権の帰属をめぐる論争もその一環と考えている。つまり現在は企業内で発明したものであっても、その特許の所属は発明者個人にあり、企業との契約によって、その使用権は優先的のその企業が保持できるとものであるのに対し、企業側の要望で、特許権は最初から企業に属すると言う法改正を進めようとしている。

 しかしながら、元々有効な特許になるような発明と言うものは業務の延長と言うよりも、個人の研鑚と努力によるところが大きいと思っている。いくら給料を払っているからと言いて、個人の努力まで企業の所有にすると言うのは理不尽すぎるように思う。

 又もし、そのような制度が実施されるようなことになると、個人的に汗水掻いて発明に関わる努力をしようと言う人は極めて少なくなっていくのではと思われる。殊に、そうでなくても新しい開発が難しくなっている大企業にとっては、更に出難くなってしていくことになり、自ら自分の首を絞めていることになる。

 つまりは個人の生きがいを摘み、人間性を無視し、人材を軽視した経営方針の表れであるようの思う。


自分の心情と投票する議員の主張2014年07月10日 20時08分55秒

 国政選挙でも地方選挙でも、自分が考えている政策に近い主張をしている候補に投票することになるが、個々の政策については必ずしも一致しているわけではない。例えば、今自民党が進めているデフレ対策のための金融緩和には賛成しているが、集団的自衛権容認には反対だと言うようなことは日常的に発生する。

 同じように、各議員にしても、自分の党の方針とは言いながら、Aの政策には賛成だが、Bの政策には反対と言うケースが頻繁に出て来ると思う。しかし「党議拘束」と言う縛りで、心ならずも賛成票を投じることになるのは政治家として如何なものだろうか。

 例えば、「原発反対」を唱えて当選した議員が、その所属する党の方針に従って「原発賛成」に回ると言うのは、彼に投票した我々有権者からしたら、「裏切り」を受けたことになるわけで、詐欺だと言われても仕方がないのではなかろうか。

 その為には各党は「党議拘束を止めて」個々の政策に対しては個々の議員が自分の主張に基づいて賛否を表明できるようにできないだろうか。勿論、ある政策に対して与党の議員から反対が出るかも知れないが、野党からの賛成が出るかも知れない。

 そうでなければ、各個人の議員に投票する意味はなく、政党にだけ投票すればいいことになるが、この政党の主張と言うのがくせもので、選挙の時には言ってなかったことを政策として出してきたり、そうでなくても賛否の分かれる政策を抱えている政党を選ぶと言うのは、もっと困難な仕事であり、事実上不可能である。