相乗りタクシー2018年01月29日 10時57分53秒

 最近「相乗りタクシー」がいよいよ日本でも許可されるようになると報じられているが、実はこれが違法行為だとは知らなかった。アメリカなどでは日常的に使われており、日本人は自分も含めて、ただ単にシャイなために、ほかの人に声がかけられないのだと思っていた。


 つまり、これまでは例によって業界の「カタ」を持つ政策で「相乗り」を禁止していたのだと思うが、実施されれば乗客にとっては大きなメリットになることは確かである。

 「相乗りタクシー」の話が出てきたときに思い出したのが、50年ほど前に自分がメキシコに住んでいた時、よく見かけた「ペセロ」という相乗りタクシーのことである。(今もあるかどうかは知らない)

 「ペセロ」はメキシコ市の幹線道路であるレフォルマ通りを行ったり来たりして、乗客が手を挙げれば止まってくれて、1ペソ払えばどこででも降りられるシステムになっていたと思う。ぼろぼろの車で計器類はみな壊れて、ドアもまともに閉まらない危なっかしいものであったように思う。


戦中生まれと戦後生まれ2018年01月25日 15時23分55秒

 厳密にいうと、終戦前に学校行っていたかどうかで大きく認識が変わるというお話。


 昨日老人会で「童謡唱歌を歌う会」があり、みんなで楽しく歌いました。その中で「雲にそびゆる高千穂の 高根降ろしに草も木も・・・・」という紀元節の歌がかかった時に、自分を含めて戦中派は苦も無く歌えるのに、戦後派は「そんな歌聞いたことない」という反応でした。

 そしたら今日の朝日新聞の「折々のことば」に
  戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となった時はとても危ない。(田中角栄)
というのがあった。

 頭でわかっていても、実際の経験がないとほんとには分かっていることにはならない。


我が国の政党という集団2018年01月23日 14時03分52秒

 せんだっての総選挙を控えて、民進党の大分裂が起きて3つの党になったいるが、このところ再度統一の政策集団を作ろうという動きがあって、相談が進んでいるようであるが、立憲民主党の枝野さんは政策の合わないグループとは一緒になれないと苦言を呈している。


 翻って、わが国で政党とはどのように定義されているのであろうか。例えばアメリカでは共和党と民主党の二つしかない。ドイツ、フランス、イタリアなどはもう少し細かく分かれているようであるが、日本ほどではないと思われる。

 厳密にいえば個人の思想や考えは個々人で違っているのが当たり前である。従って、どこまでの考えをまとめて、政党としてグループ化するかで、いかようにでも分かれてしまうように思う。
アメリカでは経営者側の代表として共和党があり、労働者側の代表として民主党があると聞いている。こんな大きな括りで政治が進められるが、個々の法案に対しては政党としてではなく、個人として賛否を表明するので、政党員の数だけで法案が審議される。

 日本では「党議拘束」という不思議な制度があって、政党のトップがこうだと決めたら、個人の意見はどうであれ従わなければならないのである。これは人権無視も甚だしい。上述したように個々人はそれぞれの考えを持っており、自発的にこれを表明できなければ、民主主義とは言えないのではなかろうか。

 我が国でもアメリカでのように、基本的な政策で合意できれば、政党員として認めておき、個々の政策に対する賛否の表明では、党議拘束をやめて個々人の考えで表明するようにできないものだろうか。

 

 


実習生という名の奴隷(?)2017年12月13日 09時08分01秒

 我が国では人口の減少が続いており、特に労働人口の減少がはなはだしい。この対策として、政府は「実習生」と称して、安価な労働力を海外から調達している。現時点でこの実習生は25万人に上るといわれているが、今朝の新聞によると、より有利な賃金を求めて、脱走する人が多発しているという。


 名目的には「仕事を覚えてもらう」という建前があるが、使う側はできるだけ安い賃料で働いてもらえばいいという積もりだし、実習生(?)の方も
稼ぎが増えればいいと思っている中で、両者の思いは一致していない。

 これらの実習生は(報道によると)国を出るとき莫大な借金を背負ってきているという。「日本に行けば賃料も高く、直ぐに返済できる。」と言われていたようであるが、現実は賃料も低く、生活していくのがやっとの状況という。

 政府はどうしてこのような姑息な手段で低賃金の労働者を調達する方策を取るのだろうか。これでは「奴隷」と変わらないではないか。もっと正規に日本人と同じ労働条件で働ける外国人を受け入れていくべきではないだろうか。日本における労働者がどんどん減ってきているのだから。

新しい形の植民地2017年10月27日 09時43分52秒

 先日テレビを見ていたら、富士山の上空はアメリカの支配圏だと知りました。富士山だけでなく、東京周辺の上空はアメリカの厚木基地が支配しているそうで、羽田をたった飛行機はいったん太平洋上に出て、その支配空域を避けて飛ぶという。


 また、先日アメリカのヘリコプターが畑に不時着して炎上したが、その原因を調べるのに、日本の当局は関与できないのだという。日本政府の原因の解明と対策ができるまで「飛行の中止」を申し入れているのに、「機体に問題はない」ということで一方的に飛行再開を始めている。

 これらはアメリカと日本が取り決めている「地位協定」によるとされているが、独立国の日本の中で、アメリカの権利が大きく幅を利かせ、日本はそれに従うしかないことになっている。

 これらを見ていると、アメリカが何の目的で日本に何万もの兵士を駐在さしているかが分からないが、明らかに日本を植民地支配しているように感じる。この地位協定は我が国の憲法より上位概念に位置することからも、これは新しい植民地政策ではないだろうか。


「悪」を悪といえない企業体質2017年10月13日 08時57分54秒

 多少旧聞の属するが、大企業の東芝が新旧の社長同士の争いから、大規模な不正会計に走り、会社を根底から揺るがす不祥事になった。また最近では日産が完成品の検査を資格のない検査員に任して、ハンコだけ正規のものが使われていたという事件があったかと思うと、神戸製鋼で大規模な検査の不正が発覚し、対応に追われている。


 これらの共通して言えることは「これまずいよね」と思っていても、それを言い出せない、正せない会社の雰囲気があることである。本来、職位の高い人ほどこれらの「悪」を正せる立場にあると思うのであるが、自分たちもこの不正を見逃すことで、つまり上司の不正を指摘しないことで出世してきた経緯もあり、全社的に「悪」を指摘できる体質になかったと思われる。

 これらの不正がどのような経緯で発覚したのかは分からないが、多分社内で声を上げても受け付けられなかったために、外部へのリークがあったのではと推測する。

 このような体質は日本の企業だけとは限らない。先にVWが環境試験をごまかしていたこともあり、穿り出せば各国各社に及ぶのかも知れない。

 要は、社内で自浄作用が働く余地があるかどうかにかかっているように思う。自浄作用のない会社は今後衰退していくように思う。
 


AI将棋考2017年07月09日 08時34分28秒

 藤井君の連勝につられて、最近はAbemaTVを見る機会が増えた。その中で出てきていることとして、両者が一手指すごとにAIコンピュータのボナンザがどのような採点を出し、その時点でどちらがどの程度優勢かを判定してくれることである。

 この光景を見ていて思い出したのは、カラオケで歌った人の「正確さ」(?)をコンピュータが判定して競う競技である。機器によって組み込まれている判定基準は異なるだろうが、ともかく、いかにその基準に適合しているかを競うもので、本質的に歌の上手下手を競うものではない。

 面白いことにプロ歌手がトライすると、ほとんど点が取れないことが多く、ある歌手などは怒って逃げ出した人もいるぐらいである。要するに、音程を中心にいかに正確に歌えるかが勝負なのである。

 将棋の話に戻って、一手一手の指し手に対して、コンピュータが判定するとなると、採点式カラオケに似てきているように思う。と同時に将棋の世界も絶対に(?)コンピュータを超えることはできないとすると、競っているものが何なのか、分からなくなってくる。(もちろん勝負であることは間違いないが)

 カラオケ点数が多少低くても、プロの歌手としてやっていけるように、プロの棋士として生きる道があるのだろうか。


将棋における奥の深さ2017年06月26日 09時10分40秒

 つい先日、囲碁将棋の世界でプロの棋士たちの能力が、AIを使ったコンピューターにかなわない時代にはいいっていることを述べた。

 しかしこれを逆に考えると、現在の棋士たちの能力レベルがこれからも大いに伸びる可能性があることを示唆しており、勝負の世界にある種の革命が起こる予感がする。

 つまり、江戸時代から明治を通して培われてきた囲碁将棋の定石とか常識が、必ずしも最良ではなく、それらの常識を打ち破るような考え方の中に正解があるということになる。

 そこに、時あたかも藤井四段という新星が突如現れ、あれよあれよという間に歴代タイの28連勝をしかも無敗で重ねている。負けた28人の中には従来の常識ではかなりの打ち手もいたというが、かまわずに打ち砕いてきた。

 従来の常識ではプロのなり立てのしかも最年少の14歳が勝ち進むなどということは考えられないことだが、AI的な発想からすると、十分に可能性があると考えられる。

 従来の常識にとらわれず、新しい考えを持った棋士が新しい世界を築いていくと期待したい。


日本の政治を変えて欲しい2017年06月13日 17時12分40秒

 現在、国会では会期末を控え、「共謀罪」の審議で与野党の攻防が最終局面に入っている。安倍政権がこの法案を通して、政府の政策に反対しようとする人たちを、理由を付けて拘束しようとしているのだと思う。

 森友学園問題にしても、加計学園問題でも、官邸が関与していることは明らかなのに、安倍政権は知らぬ存ぜぬで、通そうとしていることを見ると、何とかして政権交代をしてほしいと思うのは自分だけだろうか。

 フランスで新しく当選したマクロン大統領は、議会に彼を支持する議員を持たないが、新しく作った政党に国民の支持が集まって、議会の過半数を取る勢いという。

 現状では、我が国で現政権から政権交代して欲しいと思っても、代わりに投票したい政党がないために、現在の安倍政権が国民の考えとは程遠いい政策を次々にやろうとしているのである。

 もし政権交代が実現する方法があるとしたら、今の自民党の中で、安倍首相の政策ややり方に賛同できない議員が集まって、自民党から離れ、新しい政党を作って、国民の望む政治を目指してくれれば、有権者はこぞって支持に回るのではないかと思うが。


 


囲碁・将棋の世界に異変2017年05月26日 09時20分56秒

 最近、囲碁と将棋の世界に大きな異変が起こっている。つまり、現役のトップクラスの棋士たちがコンピューターに勝てないのだ。

 将棋の佐藤名人がAIコンピュータponanzaに二連敗し、囲碁の世界トップである中国の棋士がAIコンピュータAlphaGoに完敗したと報じられた。

 過去の膨大な棋譜を記憶しているコンピュータが、最善手を繰り出してくるのに対して、人間の方は自分が勉強してきた経験と勘で打つ手筋にかなりの見劣りがするといういうことかと思う。

 しかしながら、このような事態になったからと言って碁や将棋の棋士が無為になったわけではないと思っている。つまり、現在の棋士たちは実力においてまだ十分ではないと言うことであり、言い換えると、まだ伸びしろがあるということであり、棋士同士が戦える余地があるという査証である。

 一方コンピュータの方で考えると、現役の棋士には勝っているとはいえ、着手には変動があり、その都度の計算結果に絶対的な意味があるわけはない。ということはコンピュータ自体も今なお進歩していて、最善手を探して模索していることになる。

 最終的にコンピュータは絶対的な勝ち筋を見つけた時、その競技は終わることになるだろうが、そのような事態は当分起こりそうにないと思う。