検察審査会考 ― 2012年05月17日 16時33分18秒
先にブログでも触れたように、検察審査会が起訴すると言うことは、あくまで国民目線で判断して、司法の場での論議とは違った観点でその問題点を解き明かしてほしいと言う意図だと考えている。

例えば、福知山線の脱線事故で100人を超える人が亡くなったが、この事故についてJR西日本のトップの責任があるはずだとして検察審査会が強制起訴をしたが、結果として無罪の判決が出た。
しかし、庶民感覚としては通勤ラッシュの中で1分も遅延を認めないと言うか、処罰の対象としているような管理体制だったら、運転手は少しでも時間を挽回しようとして、無理な運転になるように思う。
これを例えば、時間は遅れてもいいよ。安全第一で運転して下さい。と指示されていれば、決してこのような事故は起こらなかったと確信する。現に(この横浜では)バスの運転では信号が黄色に変わったら、決して交差点には入らないし、(道交法上当たり前であるが)乗降客が多くて、バスが遅れていても、決して無理な運転はしない。おそらくこのようにトップから指示されているのだと思う。
トップの「安全第一」の思想があれば、福知山線のような事故は決して起こらなかったとすると、トップの裁判が無罪になったと言うのは何とも腑に落ちない気持ちである。
検察審査会 ― 2012年05月14日 10時12分41秒
小沢さんは検察審査会で地検に提訴されたが、先日無罪の判決が下りた。しかし、担当した指定弁護士がこれを不服として、控訴したことでこの裁判は長引くこととなった。
自分の個人的な見解としては小沢さんは今の代議士、とりわけ民主党議員の中では突出して国を動かせる大きな人物だと認識しており、この様な末梢の事柄で起訴され、裁判が長引くことは我国のかじ取りにとってマイナス要因だと捉えている。
自分の個人的な見解としては小沢さんは今の代議士、とりわけ民主党議員の中では突出して国を動かせる大きな人物だと認識しており、この様な末梢の事柄で起訴され、裁判が長引くことは我国のかじ取りにとってマイナス要因だと捉えている。

しかし、元々検察審査会そのものが専門の審査官等が(法律上の見解として)不起訴にした事柄を、国民目線で見て「少しおかしいのでは?」との見方で起訴する制度であり、その意味では極めて常識的な主張であると思っている。
その意味で、今回の裁判を見てみると、政治団体の収支報告書への記載が法律に違反しており、その罪として三人の秘書が有罪を受けている。小沢さんの場合はその記載違反を知っていたかどうかが争われ、「知っていたという証拠がない」と言う理由で無罪になっているだけで、法律的には兎も角、常識的には4億もの金を動かすのに、親方が知らなかったと言うのは到底考えられないという国民目線で見た起訴であり、又今回の控訴であると判断している。
検察審査会と言う国民目線で告訴する制度があることは素晴らしいことであるが、その裁判があくまで通常の法律によって裁かれると言うのは、元々の検察審査会の趣旨と違っていかざるを得ないのは趣旨からして矛盾しているように思う。。
ユーロからの脱却 ― 2012年05月11日 15時30分57秒
ギリシャの総選挙で新しい勢力分野が決まったが、どの勢力も過半数を得られないどころか、過半数が得られるような連立も不可能であることが明確になってきている。憲法の規定で再選挙になるようであるが、いずれにしても欧州連合本部からの厳しい財政改革に反対する勢力が大きな勢力を占めそうで、ユーロ圏からの脱落が噂されている。

もしギリシャがユーロ圏から脱落するとすると、経済的に弱い国が次々と同じ轍を踏むことになり、大混乱を招くことになると思われる。
しかし、この前のブログ「欧州の危機」でも述べたように、資本主義社会では弱い経済の国の通貨は弱くなり、強い国の通貨は強くなることで、各国の経済的にバランスがとれて、win winの関係になるのに、今の欧州では強い国も弱い国も同じユーロを使いことで、この種のバランスが取れなくなっているのではと考えられる。
つまり、ドイツのユーロは1ユーロ150円でも競争できるかわりに、例えばイタリアでは1ユーロが80円であれば経済的に競争力がつくとしたら、それぞれの国はそれぞれの通貨に戻さざるを得ないのではと推察する。
元々、経済力の全く違う国が同じ通貨を使うこと自体が大きな矛盾をはらんでいたと言うことになる。
欧州の金融危機 ― 2012年05月08日 09時14分48秒
フランスの大統領がオランド氏に変わったことで、収まりかけていた欧州の金融危機が再燃する気配である。ギリシャでも財政再建を進めていた政権が後退して、さらに深刻な状況が進むと言う。

当たり前のことではあるが、強い国の通貨は強くなり、弱い国の通貨は弱くなることでバランスが取れていくはずなのだが、ユーロのように強い国も弱い国も共 通の通貨と言うことなると、このバランスが崩れて、経済的に弱い国が痛んでくるのは当然の帰結である。逆に強いドイツなどはこの所のユーロの下落によって 輸出が伸び、膨大な利益を得てきていると言う。
元々、国情も国勢も国力も違う各種の国が同一通貨で運営することには大きな問題があったし、現実に弱い国が次々と財政破たんに追い込まれて苦境に立っており、ドイツ、フランスを中心にこれらの立て直しに注力してきたが、その動きに反対する勢力が台頭してきたことで、支えきれなくなっていくのではと懸念している。
従って、ドイツやフランスなど強い国は弱い国に対して単に金融面でだけの支援ではなしに、経済全般の支援が必要不可欠ではないかと思案する。
安全の値段 ― 2012年05月06日 11時35分48秒
関越道で金沢を出たバスが沿道の防音壁に激突してバスが大破し、7人が亡くなり、多数の負傷者が出ました。その原因としてバス会社の過当競争による運送価格の低下が、運転者の勤務実態が課題であったと報道されている。
テレビ報道によると、金沢から東京まで飛行機だと約2万円、新幹線だと約1万円で、このバス会社の運賃は3,500円だったと伝えられている。
過当競争とはいえ、確かに安い運賃である。
テレビ報道によると、金沢から東京まで飛行機だと約2万円、新幹線だと約1万円で、このバス会社の運賃は3,500円だったと伝えられている。
過当競争とはいえ、確かに安い運賃である。

我々これ等交通機関を利用する立場の人間として、安ければ安いほどいいのだろうか。スーパーで野菜を買うのでも、国産のものの隣に、その半値位の値段で売られている中国製のものが並んでいる。我が家では多少高くても国産のものを求めてくるようである。ある種の安全の値段だと考えられるからである。
同じように、今回のようなバスの運行についても、この様な安い運賃のバスを選択した乗客の方にも大きな責任があるように思う。つまり、安全にも値段があることを十分認識すべきである。
大飯原発の再稼働 ― 2012年04月17日 08時37分20秒
大飯原発3,4号機の定期点検が終わって、再稼働の手続きに入っていると言う。政府は主にこの夏の電力事情がひっ迫すると言う理由で再稼働に踏み切ったようである。後は地域住民の賛成を得て、出来るだけ早く稼働さしたいようであるが、大飯原発から30Km県内にある滋賀県や京都府が難色を示しているために交渉は難航すると予想されている。

一連の成り行きを見ていて、興味ある現象が気になっている。つまり、大飯原発の地元であるおおい町とか福井県は再稼働容認の方向で検討が進められているようであ
るが、その周辺の滋賀県とか京都府とかでは反対意見が根強く残っている。一寸考えると、立場は逆であるように思うが、原発に近いところほど容認の方向である。
これの原因を考えてみるに、原発の地元はすでに何百億のお金がつぎ込まれており、年度予算の中でも原発による交付金や寄付金が大きなウェートを占めていることから、原発なしには運営が出来なくなっている事情があるように思う。
その意味では周辺の自治体では原発の金が落ちていないこともあって、純粋に安全性のみで判断し、再稼働は時期尚早で動いているものと思われる。
地元自治体だって、原発建設の有無が論議されていたころには、住民の強い反対に会って、推進できない状況にあったが、政府なり電力会社からの膨大な資金が注入されたことで、賛成せざるを得ない立場に追い込まれているだけで、その安全性に疑問があっても言い出せないでいるのである。
もう原発はいらない。原発ゼロで行こうよ。
民主党の中にも原発の早急な再稼働に反対している人たちがいることが分かり、少し安心した。
これの原因を考えてみるに、原発の地元はすでに何百億のお金がつぎ込まれており、年度予算の中でも原発による交付金や寄付金が大きなウェートを占めていることから、原発なしには運営が出来なくなっている事情があるように思う。
その意味では周辺の自治体では原発の金が落ちていないこともあって、純粋に安全性のみで判断し、再稼働は時期尚早で動いているものと思われる。
地元自治体だって、原発建設の有無が論議されていたころには、住民の強い反対に会って、推進できない状況にあったが、政府なり電力会社からの膨大な資金が注入されたことで、賛成せざるを得ない立場に追い込まれているだけで、その安全性に疑問があっても言い出せないでいるのである。
もう原発はいらない。原発ゼロで行こうよ。
民主党の中にも原発の早急な再稼働に反対している人たちがいることが分かり、少し安心した。
千歳一隅のチャンス ― 2012年03月30日 08時46分24秒
現在日本にある原発54基の内53基が停止していて、北海道の1基だけが動いている状況で、このまま行くと5月にはこれも定期検査のために停まると言う。

地震の影響を受けた福島原発や女川原発のほか、政治的に停止させた浜岡原発以外は低域検査等の理由で停止していると言う。
これまで全電力の30%を原発に頼っていると言っていた我国の電力事情からすると、火力発電所を復活させているとはいえ、よく間に合っているなと言うのが実感である。逆に考えてみると、従来火力その他で賄ってきた電力を発電単価の安い(?)原発に置き換えてきていたと言うのが実情と思う。
一方では今回の福島原発の事故に関連して、その安全性に疑問符が付く中で、原発全廃の世論の高まりがあり、又電力安定供給のためには原発は必要なのだと唱える人たちもいる。
しかし、現状ではほとんどの原発が止まるような事態になっていることを踏まえ、全廃するのには絶好の機会ではなかろうとか思案する。もし現状で30基も40基も稼働していて、全廃するといしたらこれは容易ならざることであるが、このまま行けば5月には全原発が止まるとすると、原発全廃への流れに対する「千歳一隅のチャンスだと思うが如何だろうか。
消費税増税の成立と解散 ― 2012年03月19日 08時44分04秒
野田総理は「消費税増税法案」を今期中に成立させるといっているが、肝心の民主党内で反対があって、現在党員集会で議論を続けていると言う。民主党内の反対勢力は一様に「政権交代をしたときの公約にない増税法案」を成立させようとしていることに対する反発である。

しかし、現状での論点は①増税の条件としている経済回復を数字で表すことと②今回の増税の後に更に増税の必要性を説いたところにあると言う。
党内の反対勢力が頼みにならないと言うことで、自民党に連立を呼びかけたりという姑息な手段を弄しており、何が何でもこの法案を通そうとする策略が感じられる。
しかも、この法案を通した後で、国民に信を問うと言っているが、それではほんとに国民の意思を反映したことにならないと思うが如何だろうか。「国民の信を問うと言うこと」は国民に可否を判断してもらうと言うことであるなら、当然のことながら、この法案の成立前に解散総選挙をやるべきと思う。
更には、元々民主党は公約にない消費税の増税を提案してきているのだから、その意味からも法案の骨子がまとまった時点で、解散すべきと思う。
成立後の解散戦略は財務省の思惑であり、次に選挙をやってどの党が政権をとっても、消費税だけは上がっているという作戦であるが、こんな作戦が民意を反映しているとはとても思えない。
汚い巨人の選手集め ― 2012年03月16日 19時18分36秒
巨人と言う球団にまたまた不祥事が発覚した。逆指名した選手に対して、申し合わせした契約金の上限を大幅に超えて支払っていたと言う。巨人サイドはこの契約金の上限は緩い縛りであり、絶対的なものではなかったと言っているが、1.5億円の契約上限に対して5億も10億も払っていたのでは、申し合わせを無視した暴挙と言わざるを得ない。

巨人軍の記憶に残る不祥事では「江川問題」があり、有望投手を獲得するためにルールを無視した横車を押し通したことで、自分としては一層の巨人嫌いになり、今回の事件で、巨人と言う球団はともかく「自分たちが強くなるためだけ」が至上命令であるかのような振舞いである。
巨人のこのような汚い所業は(誰が主導しているかは自明であるが)プロ野球全体のスポーツマンシップに反し、公平な競争原理を侵す病原体となっており、野球へのフアンの興味を大きく殺ぐこととなり、野球離れにつながると思う。
電力会社に牛耳られるマスコミ ― 2012年03月13日 21時16分03秒
東日本大震災から一周年の式典で天皇陛下は
「原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。」と述べられました。
「原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。」と述べられました。

これを実況中継したNHKは当然のことながら、この天皇陛下のお言葉を一言一句放送されている。しかし、このニュースを伝えたNHKも各民放もこの原発事故の部分を省いて報道していると言う。
こんな大事な情報をどうして省いて報道するのだろうか。全く不思議である。勘繰る向きによると、マスコミは電力会社から莫大な広告費を得ており、また各マスコミの記者は日常的に電力会社からの接待漬けになっており、電力会社の意向に逆らえない体制が整っているからと言う。
こんな不甲斐ないことで、マスコミの報道を信用しろと言う方が無理なのではなかろうか。我々は一体どこから情報を得て判断したらいいのか分からない。この国はどこまで腐り切っているのだろうか。

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