自分だけが悪いのではない2007年06月17日 15時24分20秒

 最近の風潮として、「自分だけが悪いのではない」と思って行動する人が増えているように思う。歩きながらの喫煙、路上駐車、飲酒運転、更には不正経理による裏金作り、等々数え切れない悪事が「自分だけではない」と自分に言い聞かせて、行われている。
 更にこれらの悪事を見つけても、誰も注意しないことである。例え注意したとしても「俺だけではないのに、どうして俺が止めなければならないのか」と食い下がられるのが落ちである。
 こうした集団無責任体制の最たるものが今回の社保庁の年金手帳のずさんな処理であろう。どこかの議員が「人間だから過ちはあるよ」と言っていたが、5000万件と言う年金手帳が宙に浮いており、更には千数百万件の年金が電算機に入力されていないと言うのでは、「過ち」等と言える物ではなくて、サボタージュ以外の何者でもない。
 更に問題なのは、こんな事態になっていても誰も責任を取ろうとしないことである。「自分だけが悪いわけではない」、誰もがそう思っているのだろうか。

コメント

_ pon ― 2007年06月17日 21時04分51秒

今日テレビを見ていたら、奥さんが年金の手続きに行ったところ、何と旦那さんは死んでいることになっているとのこと。

あまりにずさん過ぎやしないか??です。

間違いもここまでくるとアホらしいですね。

大体やってきたことに対して、自分たちがおかしいと思わないのでしょうか・・・。
おかしいです。

これが役人かと思ってしまいます。

_ KAJI ― 2007年06月17日 22時15分21秒

ponさん、そうですか。社保庁に殺されてしまいましたか。あり得ますでしょうね。しかし、私が恐れるのはこのようなずさんな事務処理は社保庁だけでしょうかね。他の役所もあるのではないでしょうか。そういえば今日の朝刊に「戦死者の遺族年金を何万件か抹殺したと書いてありました。

_ としこ ― 2007年06月18日 15時13分17秒

 KAJIさま、花菖蒲綺麗ですね!
野次馬論評はとても心に響きます、もやもやした私の心の中を明確に書いて下さって有難うございます。

_ KAJI ― 2007年06月18日 15時40分18秒

としこさん、お立ち寄り有難うございます。最近は腑に落ちないことが多すぎて、とても全部には手が回りません。
昔英国病といって、彼らの気力の無さを非難していましたが、今の日本病はもっと性質が悪いように思います。日本は立ち直れるのでしょうか。

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