京都の乗車マナー2007年06月06日 11時09分22秒

 昨日、一年ぶりに京都に出かけた。京都に行っていつも感じるのだが、(京都に限らず関西方面では)電車に乗るときに、並んで待っている列とは無関係におじさん、特におばさんたちが平気で割り込みというか、直接乗車口に入ろうとするのである。
 東京地区では朝の混雑する時間帯でも、乗客はきちんとホームに並んで待っているし、電車が来ればその列のまま乗車する。 この当たり前の習慣に慣れていると、関西での列とは無関係にどやどやと乗り込む姿が大変異様に感じる。
 お互いに親しみ深い関西と、どこか他人行儀な関東とではそんな違いが出てくるのが自然な流れかとは思うが、その関西の「えげつなさ」に辟易している。

社会保険庁の労組2007年06月08日 13時00分42秒

 今日の新聞によると、社保庁の労組が「これからは残業、臨出に協力する。」とのコメントを出したと書かれている。つまり大量の年金書類の未整理に対する自分達への非難をかわそうとの意図があるとのことである。
 この報道で今回の事件の別の一面が出てきたように思う。年金の未整理書類が5,000万件とも1億件とも言われている中で、幹部の人たちが涼しい顔をして答弁している裏には、「おれ達はやりたかったけれど、労組が頑として作業をやらなかったからだ。」という言い分けがあるのではなかろうか。
 嘗ての国鉄労組がそうであったように、今なお日教組がそうであるように、えてしてお役所の労組は仕事を軽減することが自分達の権利ででもあるかのように主張してきており、この社保庁も例外ではないと考えられる。
 国鉄からJRに移行した時に、一部の労組職員を置き去りにしてきたように、今回の社保庁改革でも、働きたくない人たちを置き去りにしていくだけの決断が必要ではないだろうか。

地下鉄のホームドア2007年06月13日 21時17分34秒

 予てから電車のホームは大変危険な場所であると感じていた。柵もないホームには沢山の乗客がいて、そのホームに停車する電車ですら、時速何十キロと言うものすごい速度で入ってくる。ましてや通過する電車ならもっと早い速度で走っていく。
 身体の一部でなくても、持った荷物の一部が電車に触れれば弾き飛ばされることになる。こんな危険な状態をいつまで続けるのかと言う心配をしていたら、新幹線の通過駅ではホームドアを設置してきているのは当然のことである。
 所が、現在横浜市の地下鉄では各駅で順次ホームドアの設置が進んでいる。もう2,3ヶ月で全部の駅に設置完了するようであるが、素晴らしいことと感心している。
 今年は住民税が大幅に増えて、釈然としていなかったが、このような安全を第一とした前向きの施策に予算が使われるのなら、大いに歓迎である。

自分だけが悪いのではない2007年06月17日 15時24分20秒

 最近の風潮として、「自分だけが悪いのではない」と思って行動する人が増えているように思う。歩きながらの喫煙、路上駐車、飲酒運転、更には不正経理による裏金作り、等々数え切れない悪事が「自分だけではない」と自分に言い聞かせて、行われている。
 更にこれらの悪事を見つけても、誰も注意しないことである。例え注意したとしても「俺だけではないのに、どうして俺が止めなければならないのか」と食い下がられるのが落ちである。
 こうした集団無責任体制の最たるものが今回の社保庁の年金手帳のずさんな処理であろう。どこかの議員が「人間だから過ちはあるよ」と言っていたが、5000万件と言う年金手帳が宙に浮いており、更には千数百万件の年金が電算機に入力されていないと言うのでは、「過ち」等と言える物ではなくて、サボタージュ以外の何者でもない。
 更に問題なのは、こんな事態になっていても誰も責任を取ろうとしないことである。「自分だけが悪いわけではない」、誰もがそう思っているのだろうか。

お経の翻訳版2007年06月22日 16時54分26秒

 昨年11月21日に「お経の文言」と題して、このブログに書いた。つまり、和尚さんが唱えているお経はほとんどが意味不明の文言で、これを我々は聞かされているだけであり、宗教家として恥ずかしくないのかと。
 お坊さんの中に、これはおかしいのではと思う人が出てきたようである。テレビを見ていたら、あるお寺の若い住職さんが本堂でお経を上げるときに、自分の背後に(つまりは一般檀徒の前に)電光掲示板を置いて、今上げているお経の意味をこれに表示していると言う。
 しかも部品は個々に秋葉原で買ってきて、自分で組み立てたと言うから素晴らしい。訳の分からん文言を言って、お布施をいただくのは申し訳ないと思われたのか、或いは仏の教えを何とかみんなの人たちに知ってもらいという思いからか、これを試みられたことと思うが、現代和尚さんの心意気を見た気がした。

仕事の嫌いなお役人2007年06月25日 12時57分51秒

 苫小牧のミートボールという会社が社長の命令で牛肉に別の肉を、しかも屑肉を混ぜて販売していたことが判明した。この行為自体も許せないし、商道徳といったものがどこかに置き去られている事件があちこちの会社で起こっていることに、大変な憤りを覚える。
 しかし、もっと深刻なことは一年以上前に、この違反行為を内部告発し、サンプルをつけて農水省に届けたにも拘らず、この役所は何も具体的にアクションを起こさなかったと言うことである。 この行為は全く理解できない。今のお役人は上からの指示以外は仕事をしないということなのだろうか。
 社保庁のずさんな年金管理にしても、この農水省のお役人にしても、出来るだけ仕事をやりたくないのではと考えざるを得ない。勿論、全部のお役人がこうだとは考えたくは無いが、信頼される公僕という概念からは程遠い所業に腸が煮えくり返る思いである。

従軍慰安婦問題と拉致問題2007年06月27日 17時11分49秒

 アメリカの議会で日本が太平洋戦争中に韓国や中国の女性を従軍慰安婦として徴用したことに対する正式の謝罪を求める決議を行うと言う。
 日本側は相変わらず、そんな事実は無かっただの、彼女らが勝手についてきただのと責任逃れの言い分けに終始している。
 一方では北朝鮮による拉致問題が大きな政治問題化している。勿論のこと北朝鮮のこの卑劣な行為に対して、憤りを感じると共に、一日も早い解決を切望している1人である。
 安倍政府がこの拉致問題を理不尽で非人道的な行為であると決め付けるのなら、現在の政権がやったことではないとは言え、従軍慰安婦として強制連行した非人道的な行為に対して、心からなる謝罪と、得心の行く補償をするのが筋だと思うが如何だろうか。

メキシコ大学都市2007年06月29日 17時15分08秒

 日本では石見の銀山が世界遺産に選ばれたと言うことで騒ぎになっているが、メキシコ市内にあるメキシコ大学都市も今回世界遺産に選ばれたと言う。
 私はどこかに書いたように、今から40数年前、単身メキシコ市の郊外にある現地の工場で働いていたことがあり、週末と言うとよく日本からの出張者を案内して、この大学都市に連れて行ったものである。ことに春先、さくらの花と同じように葉が出る前に、紫色の花をつけるハカランダスが満開の頃には素晴らしい景観になる。
 現在の大学構内の約1/4程度の面積で由緒ある部分が世界遺産に指定されたようであるが、素晴らしいことであると同時に、自分としても懐かしさで一杯である。
 メキシコはこれで27個目の世界遺産だそうで、日本の石見の銀山が14個目だそうだから、二倍あることになる。世界遺産に指定されると、確実の観光客が増えるが、現地ではあまり増えると、遺跡が荒らされるので、もうご免だという贅沢な声が聞こえると言う。