メキシコ大学都市2007年06月29日 17時15分08秒

 日本では石見の銀山が世界遺産に選ばれたと言うことで騒ぎになっているが、メキシコ市内にあるメキシコ大学都市も今回世界遺産に選ばれたと言う。
 私はどこかに書いたように、今から40数年前、単身メキシコ市の郊外にある現地の工場で働いていたことがあり、週末と言うとよく日本からの出張者を案内して、この大学都市に連れて行ったものである。ことに春先、さくらの花と同じように葉が出る前に、紫色の花をつけるハカランダスが満開の頃には素晴らしい景観になる。
 現在の大学構内の約1/4程度の面積で由緒ある部分が世界遺産に指定されたようであるが、素晴らしいことであると同時に、自分としても懐かしさで一杯である。
 メキシコはこれで27個目の世界遺産だそうで、日本の石見の銀山が14個目だそうだから、二倍あることになる。世界遺産に指定されると、確実の観光客が増えるが、現地ではあまり増えると、遺跡が荒らされるので、もうご免だという贅沢な声が聞こえると言う。