医療保険2011年12月17日 13時00分49秒

 テレビでも新聞や雑誌でも医療関係保険の勧誘が盛んである。これだけ広告費を使っている所を見ると、かなりおいしい商売ではないかと勘繰りたくなる。最近は需要が一巡したらしくて、「持病があっても入れます」とか「、病人でも条件が合えば入れます」とか、いろいろ手を変え品を変えて攻めてくる。

 日本は幸運なことに「国民皆保険」で誰でも病気になれば、3割負担で(老人の場合は1割負担で)医者に診てもらえるし、必要な薬も頂けるシステムになっている。負担が3割とはいえ、複雑な手術等高額な支払いがある場合には医療費の還付制度があり、所得に応じて大幅に負担が減ることになっている。自分の場合は30万円掛かろうが60万円掛かろうが、5万円ぐらいの負担で、残りは還付される制度である。

 これほど優遇された保険制度に加入しているのに、どうして市販の医療保険に入るのか、自分には理解できない。確かに保険の効かない特殊な治療を受けた場合とか、最新の治療を受けた場合は保険がきかないために支払い医療費が高額になることことは考えられるので、そのような場合には市販の医療保険が有効であるかもしれないが、そのようなケースがどれだけあるのか自分にはわからない。

 以上のような考えで市販の医療保険には入っていないが、貧乏人は貧乏人らしく決められた健康保険制度の中で治療を受ける限り、何の問題もないと思うが如何だろうか。