近年のバス事情2013年03月24日 21時59分13秒

 この所、マスコミに取り上げられて、誠に嘆かわしいことが多い。学校の先生の不祥事、とそれを隠そうとする教育委員会の体質。また、世の中の悪を懲らしめる立場にある警察や検察による不祥事だけでなく、自分たちの論理でその悪事を隠蔽するような状況が定常化していることに我々国民は大変な不安を覚える。

 所が、近年非常にその態度が改善されて、素晴らしいと思うことがある。それはバスの運転手の挙動である。殊に、徹底されているのは「次に降りる方はバスが停車してから席をお立ち下さい。」と常にアナウンスされていることであり、まだバスが動いている間に誰かが立とうとすると、「止まるまで席を立たないでください。」と叱られることもある位である。

 我々乗客の立場からすると、バスが停まって、降りるのにできるだけ時間がかからないように、つまり迷惑(?)を掛けないようにしようとする思いが潜在的にあるので、どうしても早め早めに行動を起こしてしまうのである。
しかし、確かにバスが停まる瞬間が一番不安定で転ぶ可能性が高いので、止まってから立ち上がるべきであるのは確かである。

 バスが停まって降りる時だけではなく、乗客が乗り込むときにも、その乗客が席に着くまで、バスを止めて発車させないで待っていてくれるのは、見ていてほんとに乗客のことに気を付けていてくれていることが感じられて、素晴らしいと思う。

 昔のバスはもっと横柄で、乱暴な運転であったように思う、これがどうしてこのように素晴らしい変身を遂げたのだろうか。「教育」以外には考えられない。きちっと教育できれば、誰でも素晴らしい態度が取れるのではないだろうか。教育の退廃が嘆かれる。


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