消費税増税法案2012年03月07日 09時19分12秒

 今、民主党と自民党で「消費税の増税法案」について、表舞台と裏舞台で盛んに駆け引きが行われていると言う。消費税を10%まで上げることについては両党とも合意しているが、民主党はこの法案を通してから解散総選挙をやると言っているのに対して、自民党は法案を通す前に解散総選挙をやれと言っているようだ。

 民主党がマニフェストにこの増税法案を記載して、選挙に勝ってきていたのなら、この法案を議会に提出して、通そうとするのは当然と思うが、政権途中で突如として出てきた法案を成立さした後で解散総選挙と言うのは理解できない。

 どのような成り行きで次回の総選挙があったとしても、最近の世論調査を見ると、民主党も自民党も単独では政権が取れるような状況にはないことは自明の理である。と言うことは民主党が絶対多数を占めている今国会期間中に増税法案を通したいのは「財務省」ではないのか。財務省のこんな見え見えの作戦に載せられている民主党はどこまでお人よしなのだろうか。

 同じ民主党でも「無駄の排除が先」と言っている小沢グループの方がはるかに理解し易いと思うが如何なものだろうか。