維新の会の船中八策 ― 2012年02月14日 14時32分33秒
昨日、橋下市長率いる維新の会は国政への進出を視野に、基本方針の骨格を発表した。これをもとに維新の会で検討し、更には維新の会が募集した研修生との議論の中で、ブラッシュアップしていくと言う。
その概要は
1)統治機構の改革
・地域にあった大都市制度の創設
・地方分権の推進
・地方交付税の廃止
2)行財政改革
・基礎的財政収支の黒字化
・国会議員の定数・歳費の削減
・人件費3割カット
3)公務員制度の改革
・職員基本条例案の法制化
4)教育改革
・教育委員会の設置を選択制に
・学習塾バウチャー制度の導入
5)社会保障制度
・年金の掛捨て制と積立性の併用
・高齢者と若者の格差是正
・国民に現金を給付する
6)経済・税制
・自由貿易圏の拡大
・法人税・所得税の低減と資産課税・消費税を上げる
7)外交・防衛
・日米と豪州を含めた3国同盟
・沖縄の基地を軽減し、全国に分散
・領土を自力で守る防衛力
8)憲法
・首相公選制
・参議院の廃止(地方首長を主体とするチェック機能)
この八策は現時点ではたたき台だから、最終的にどのように集約するか分からないが、全国的に大きな波紋を呼んでいることは事実である。このことは底流に現在の政治乃至は政治家に対する失望感があることは事実であり、
我々国民は2年前に民主党に期待したように、新しい革新勢力に期待しているのだと思う。
その場合、民主党の時もそうであったように、相手は敵対政治家ではなくて、官僚だと言うことを肝に銘じておく必要があると思う。
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