小沢民主党首の辞任2009年05月13日 13時24分44秒

 全くの時期遅れで小沢党首が辞任した。党内の辞任要請の高まりを呼んで、鳩山さんが説得したのではと言われている。小沢さんは辞任の挨拶で「衆議院選挙への党内の結束」を強調していたが、本人はなぜ党内の結束が乱れているのかの認識が間違っているように思う。

 小沢さん自身は、西松建設に関連する献金騒ぎで、自分としては疾しいことがないのに、あらぬ疑いをかけられて党内の結束を乱していると言う認識ではないだろうか。

 我々国民のサイドでは何度も書いてきたたように、現行の法律に違反しているかどうかはともかくとして、公共工事受注に関連して建設会社からの献金という金集めの政治体質は、嘗ての田仲ー竹下ー金丸と続いた自民党金権政治の延長であり、その末裔がこともあろうに民主党の党首に引き継がれていることへの違和感であり、民主党が「政治を変える」と言っている主張との矛盾からである。

 後継候補選びに入っているが、小沢氏の意向を受けて鳩山氏が出るようだが、これでは何のために党首を交代するのか、国民が何を求めているのか、サッパリ分かっていないように思う。両院議員総会での小沢氏の強権的な発言と言い、こんな人の流れを汲む政党に国の未来を托せるのか、大変に疑問である。