国民年金の給付レベル2008年01月22日 19時53分11秒

 社保庁の過去の(?)怠慢業務によって、年金を払ったにも拘らず、規定通りの給付金を受けられない人が何千万人と言う単位で発生しており、大きな問題となっている。

 従来、「お役所仕事」というのは、ものすごく時間は掛かるけれども、やられた仕事は間違いがないというのが定説であったが、今回の社保庁の仕事振りはその信頼すらもなくしてしまった。一体そのような人達のために税金を納め、年金を払い込むことの無力感を感じざるを得ない。

 しかし年金に関して、あまり言われていないが、現時点で国民年金の満額を納めた人が65歳以降で受け取れる年金給付額は年間792,100円に過ぎないのである。つまり、月に66,000円でどうして暮らしていけるのだろうか。心配な人は国民年金基金に入れというのだろうが、寡聞にしてこれに入っているという人のことはあまり聞かない。これで一生安心して生活できるような制度と言えるのだろうか。

コメント

_ pon ― 2008年01月26日 13時03分20秒

ご指摘のとおりです。

同じ公務員としてこういうことが起きると憤りを感じます。
国民年金は昔は市町村が徴収していたのですが、その業務を担当していた頃のことですが、本当に真剣でした。
二重にチェックをしていましたし、厚生年金から国民年金にかわった人などは記録として台帳に残したものです。

ですが、それも国がやるからということで、結局このざまでは、今まで私たちが一生懸命やっていたことは何なんだろう・・・です。

厚生年金と国民年金の番号が昔は違いまして、手帳が二つあった方もたくさんいましたので、手続きにこられた方はみんな一冊にまとめて記録も残しました。
末端でしっかりやっても、国がこれでは・・・。

_ KAJI ― 2008年01月26日 15時45分33秒

 ponさん、ponさんがやられていた仕事は将にお役所でのお仕事で、多少スロー(失礼!)であっても、間違いのないお仕事だったと思います。

 この仕事が社保庁に移って、電算化されたときに、労働組合のサボタージュを止められなかったのではないかと推測しています。自分達の権利意識ばかりを主張して、役人としての義務を忘れてしまっていたのだと思います。そんな人達に高い給料を払い続けた国民が一番貧乏くじを引いているのかも知れません。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック