謹賀新年2008年01月02日 08時06分11秒

 あけましてオメデトウございます。本年もよろしくお願いします。
 地球温暖化が叫ばれています。核戦争による放射能汚染が懸念されています。しかし、それは地球にとっての問題ではなくて、人間にとっての脅威でしかありません。環境の変化の中で人間が死に絶えても、高温に順応する生物とか、放射線に強い生物が現れて、地球はそれらの生物を養っていくでしょう。
 マヤの遺跡から出てきた暦では2012年12月22日に地球は滅びるのだそうであるが、(地球がではなく人類がと読み替えて)現在の温暖化の状況を見ていると、何となく現実味を帯びてくる。
 その意味からも、一つの国のエゴであったり、民族間の紛争であったりするような人間同士のいざこざにうつつを抜かしている場合ではないように思うが。
 それにしてもアメリカという国は武器でもって他国の人々を殺しているが、逆に温暖化の影響でハリケーンや竜巻で大きなしっぺ返しを受けているように感じる。

国民年金の給付レベル2008年01月22日 19時53分11秒

 社保庁の過去の(?)怠慢業務によって、年金を払ったにも拘らず、規定通りの給付金を受けられない人が何千万人と言う単位で発生しており、大きな問題となっている。

 従来、「お役所仕事」というのは、ものすごく時間は掛かるけれども、やられた仕事は間違いがないというのが定説であったが、今回の社保庁の仕事振りはその信頼すらもなくしてしまった。一体そのような人達のために税金を納め、年金を払い込むことの無力感を感じざるを得ない。

 しかし年金に関して、あまり言われていないが、現時点で国民年金の満額を納めた人が65歳以降で受け取れる年金給付額は年間792,100円に過ぎないのである。つまり、月に66,000円でどうして暮らしていけるのだろうか。心配な人は国民年金基金に入れというのだろうが、寡聞にしてこれに入っているという人のことはあまり聞かない。これで一生安心して生活できるような制度と言えるのだろうか。

議会での審議と称する儀式2008年01月23日 16時38分29秒

 現在、国会は本会議が始まり、来年度の予算を中心に審議が始まっている。今更ではあるが、この無気力な雰囲気はどうしたことなのだろうか。質問の内容は予め提出されていて、それに対する模範解答が官僚によって書き上げられていて、回答者はこれを棒読みするだけである。これでは全くある種の儀式に過ぎないのではないか。

 福田首相は施政方針演説の中では「できるだけ無駄な予算を排除して」とか「国民の視点で、消費者の立場で政治を]と言っているが、一体どこでそのような政策が実現できるような検討がされているのだろうか。

 このような口先だけの政治がまかり通っているようでは、日本の将来は益々暗くなっていくだけである。総てを官僚に踏みにじられているこの日本の窮状を救う政治家の出現は望めないのだろうか。

ガソリンの暫定税率2008年01月24日 14時56分18秒

 今国会での大きな争点になっている問題の一つに、ガソリンの暫定税率の継続か、廃止かが議論されている。

 自民党は廃止に伴う税収減で道路が作れなくなると、やっきになっており、地方自治体も首長を初めとして、地方への財源の減少を憂いて、やっきになっている。

 一方民主党は暫定税率延長に反対しており、必要な道路は別の財源で作れるといっている。一般国民は勿論のこと高騰しているガソリン代が25円も安くなることに反対する人は少ないようである。

 一般国民が暫定税率延長に反対といってるのに、地域の首長が継続を主張しているのは、見ている視点が違っているからに他ならない。つまり、自民党や地方の首長は建築工事会社に金が流れなくなることを憂いているのであって、要するに票田を確保したいという魂胆が見え見えである。

 福田総理が国民の視点で政治をするというのであるのなら、1時間に何台かしか通らない道を舗装するよりも、オイルの高騰に端を発している諸物価の高騰を多少とも緩和する意味でも、この際ガソリンの値段を下げるのが、国民のための正しい政治であると思案するがいかがだろうか。

偽装管理職2008年01月30日 12時47分17秒

 マクドナルドの店長が管理職ということで残業代が払われないのは不当だとして提訴し、仕事の中身からして、管理職とはいえないとの判断が出た。つまり、会社側に残業代を払うよう命令が出た。

 この裁判でも「管理職は残業代がつかない。」「本人の業務は経営に関与していないから、管理者ではない。」「従って、会社側は残業代を払え。」という論法であるが、一つ欠けている論点があると思う。

 管理職がどのような業務を指すのか、定義はまちまちで人によって、会社によって解釈が違うのは止むを得ない。しかし、どのような管理を任されているにせよ、その任されている範囲に見合った手当てが払われるべきであり、その管理職手当てが残業代に見合う以上の額であれば、問題が起きなかったのかもしれない。

 この種の偽装管理職の制定は過去にも見聞きしてきたが、会社側が管理職だというのならそれに見合った金を払えと言いたい。