高橋Qちゃんの勝利2005年11月24日 16時59分15秒

 一寸旧聞に属するが、今週の日曜日に高橋尚子選手が2年ぶりに東京国際マラソンに出て、見事に優勝を果たした。テレビ中継を見ていて、35キロ付近からスパートし、ぐんぐん引き離していく姿を見て、こちらまで涙ぐんでしまった。  彼女の思い等については専門家のがマスコミを通じて、お話しているが、ここでは小出監督との関係を推測してみたいと思う。つまり、昨年小出監督から独立を宣言したときの高橋選手の気持ちは、表向きは小出監督からの指示ではなくて、自分の責任でこれからの行き方を決めたいと言うことだったと思うが、内心は要するに「何でも分かっているような口ぶりで、あれこれ言われること」に嫌気がさしたのだと推測している。  その意味では彼女にしてはものすごいリスクを犯したことになるのは、このレースでもし結果が出なければ、小出監督に「それ見たことか」と言い出される危険があったからである。それを見事に覆して、自分の考え方乃至は生き方が正しかったことが証明されたことであると共に、小出監督のあの鼻持ちならない発言に見事に反撃したのだと思って、その意味でQちゃんの勝利を祝福したいと思っている。

コメント

_ sumiko ― 2005年11月26日 23時05分10秒

私もマラソンを観て、特に終えた時のQちゃんの夢を与えてくれるコメントに感動し、涙が出ました。
小出監督も嬉しそうでしたね。自分の所から去った人に暖かい目を注ぐ監督もいい感じ。Qちゃんの人柄に尊敬の念を感じているからでしょうね。
彼女は世界中で一番素晴らしいランナーだと思いました。

_ KAJI ― 2005年11月27日 08時37分35秒

sumikoさん、コメントありがとうございます。sumikoさんは小出監督にいい感じをもたれているようですが、私はこの種の人間が大嫌いです。つまり、書きましたように「何でも分かったようなことを言って、自分を一段高いところに置く人」を信用していません。Qちゃんが小出さんから逃げ出した理由の一つに(彼女は言いませんが)このことがあるように思います。

_ sumiko ― 2005年11月28日 16時35分14秒

小出監督って、そんな人だったんですか。以前、一度TVでQちゃんと一緒にインタビューに応じてた時しか知らないんで、そん時、あんまり喋ってなくてそこまで分からなかった。先日のマラソンでQちゃんがコメントしてた時、手を叩いて喜んで嬉しそうだったから、いい人なんだと思っちゃって…
KAJIさんの嫌いな人のこと、こちらのブログで褒めて、どうもすんまへん!!〈笑)

_ KAJI ― 2005年11月28日 17時32分10秒

sumikoさん、それぞれにはそれぞれの意見があっていいと思っていますので、過って頂く必要はありません。私が小出監督が嫌いなのは何も確たる根拠があってのことではありません。小出監督に限らず何でも「知ったかぶり」と言いますか、「見通したような」言い方をする人を信用出来ないのです。アテネオリンピックの予選で失速した時に、小出監督は「タカを括って」陸連はQちゃんが選ぶと錯覚して、(瀬古選手の例もありますので、前回まででしたらそうだったかも知れません)Qちゃんを名古屋に出さなかったことで、(Qちゃんとしては出たかったのだと思うのですが、)Qちゃんはかなり危機感を持ったのではないかと推察しています。それがQちゃんが独立する切っ掛けになったと思っているのです。

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