安保法案に対する賛否2015年09月10日 15時56分13秒

 懸案の安保法案が参議院での審議も不十分のままで、自公政権は採決に入ろうとしている。この法案に対しては、従来の職業的な(?)反対運動ではなくて、若い人から年寄りまで、多様な人々による反対運動が展開されており、連日国会周辺では万を超える人がデモに加わっている。

 多数の文化人がこの法案成立への反対を主張しており、憲法学者の多数が「この法案が憲法違反である」と言っており、驚いたことに元最高裁判所の裁判長までが「憲法違反」と述べていることである。

 そのように国民の多くが反対を表明している状況の中で、自民・公明の議員が全く「だんまり」なのが理解できない。自民党も不思議なことに引退されている長老の方々(野中さん、梶山さん、古賀さん・・・・・)がいずれも反対を表明されていることから、自民党の中心思想の中では、必ずしも賛成するような考えがあるわけではないと言うことである。

 このようの状況の中で、創価学会の(有志なのか総意なのか分からないが)公明党に対して、「戦争を否定して平和を求める政党」として、この法案の成立を阻止するように多数の署名を集めて提出したと言うニュースは大きな希望を抱かせる明るい知らせである。これをきっかけに流れが逆転することを期待したい。

 所が、公明党の山口代表はこれを受け取らないと言う。最大の選挙支援団体の申し出を拒否すると言うのはいかなる理由があるのだろうか。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック