原発の安全基準2013年02月08日 14時19分13秒

 新しく原発の安全基準が提案されている。その内でも原発の立地と活断層の関係についてである。

 活断層については従来12万年以前に動いたものは考慮しないと言うことになっていたが、これを40万年前までは考慮しないと言うように厳しくし、従来活断層の真上には原発を設置しないとしていたものを、敷地内に活断層があってはいけないとしている。

 一見、かなり厳しくしたように見えるが、アメリカの安全基準によると、前半の活断層の判断は180万年以前を考慮しないとしており、活断層の300Km以内は原発が設置できないことになっていることを考えると、日本の今回の改定をもってしても、アメリカに比べると大きな隔たりがあるのは事実である。

 アメリカの基準を今日本の原発に適用すれば、全ての原発が設置基準を満たさず、今後地震大国日本では一基の原発も設置できなくなる。