事業仕分けグループ2009年11月14日 10時18分52秒

 来年度の予算策定に当たり、民主党は自民党政権時代に作製された予算の中身をチェックして、無駄と思われる項目を排除し、過剰と思われる予算の額を削減するための「事業仕分けグループ」が作業を開始している。

 何より画期的なことは、これらの作業が全くのオープンで行われていることで、当初予算を作成した各省の官僚とグループ員の息を呑むような論議の末、短時間でその措置が決まっていくことである。

予算の削減目標を設けて無理矢理切っていくのはフェアーではないという議論もあるが、金額そのものが問題だとは思わない。各省の官僚が作り上げてきている予算がどのような趣旨で策定されたのかを国民から見ることができると言うのは、憲政史上初めての画期的なことと思う。

 これらの作業は従来、財務省の主計局とで密室でやられていたが、これがオープンになるだけではなく、国民の視点で検討が進むことで、主計局と各省とのしがらみの中で、立ち入れなかった部分についても、大胆に議論が進んだことは素晴らしい限りである。

 これまでに経験したことのない手法だったことから、政権党の中にも異論が出ているようであるが、この手法事態は画期的なことであり、従来、国で使われている予算の中身が不透明なために不信感が拭えなかったことが大幅に改善できるのではと期待している。

コメント

_ pon ― 2009年11月15日 10時32分54秒

お久しぶりです。

インフルエンザの濃厚接触者が課員に二人も出て、大変な一週間を送っていました。

さて、事業仕分けですが、確かに画期的です。
公開をしていくということは素晴らしいと思います。

ただ、ちょっと引っかかるのは、あれだけの人間があれだけの時間で答えを出しちゃっていいの?です。
もちろん十分研究されてその場に臨んでいるのでしょうけれど、それでも違和感を感じます。

それに法的な拘束力もないときては、ちょっとどうかな?って気がします。
もう少し、ソフトな論議ができないものか・・・と感じてはいます。

いずれにしても、これが失敗すれば、大変な混乱が生じます。

それより、国債の発行残額の抑制をしてほしいものですが・・・。

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