オバマ新大統領の誕生2008年11月05日 15時36分48秒

高尾山の紅葉
 本日、アメリカの新しい大統領としてオバマ氏が選ばれた。アフリカ系のアメリカ人として初めての大統領である。アメリカ人のこの選択は素晴らしい選択であり、その若さと善意を強く感じる選択であると思う。

 従来アメリカではこの種のハイササイエティーはWASPと称する白人でアングロサクソンでプロテスタントでないとなれないという暗黙の常識があったし、殊に黒人系のアメリカ人に対しては根強い偏見が存在していたと言われている。しかし、今回、オバマ大統領の誕生で、これらの常識が吹っ飛んでしまったことは素晴らしいことであり、痛快なことである。

 昨今の金融不安がアメリカを発信源とする金融資本主義の行き過ぎがもたらしたと言う非難が起こっているが、この弊害を改善し復元する大きな力が働いたと考えると、アメリカ国民の絶妙なバランス感覚と柔軟性に敬意を表したいと思う。

 翻って、日本の政界では官僚の弊害が叫ばれて久しいが、未だに決定的な構造改革が出来ないのはどうしてだろうか。日本にこそ「CHANGE」が必要ではなかろうか。

コメント

_ pon ― 2008年11月05日 22時10分10秒

確かに今回は歴史的な大統領の誕生かも知れません。

まず若い。
若いということはその先に希望を見ることができます。
これが素晴らしい。
ただし若ければいいというものではないですね。

経験が必要となります。
その点を誰がどうカバーしていくのか・・・。
それが焦点となると思います。

また、アメリカ国民が黒人系の大統領を選択したことについても賞賛すべきだと思います。

初めてのことにチャレンジしようとしたアメリカに対して拍手をしたいところです。

_ KAJI ― 2008年11月06日 15時31分27秒

ponさん、アメリカ人はほんとに素晴らしい選択をしましたね。

日本の政界では何回当選しないと大臣になれないとか、首相になれないとか、いわば年功序列型の仕来りに乗っているだけのようです。その結果が二世首相のオンパレードで何の新鮮味もありません。

日本で本音で政治が語られる日が来るのはいつのことでしょうか。

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