もう一つの原爆被害2008年08月08日 12時05分56秒

娘の所の雌猫「はなぼん」
 8月に入って、広島・長崎での原爆投下で亡くなった方々への哀悼を表し、世界平和を願う市民の祈りが続いている。63年経った現在でも、放射能汚染による疾病に苦しんでいる人がいて、亡くなっているのは痛ましい限りである。

 しかし、これは昔話ではない。現在進行中の放射線障害が中近東を中心に拡がっている。劣化ウラン弾による汚染である。

 帰還したアメリカ兵や欧州兵の間に放射能による汚染で悪性の腫瘍や白血病や各種の癌など広範囲にその疾病が広がっおり、その病魔は帰還兵の子供たちへも遺伝子を介して拡がってきている。

 一時戦場にいた帰還兵ですら、このよう状況だから、現地で生活している人々はもっともっと大きな危険に曝されており、沢山の被害者が出てきている。これは将にもう一つの原爆被害と言うべき重大問題ではなかろうか。

 更に、この問題が深刻なのはウラン弾を投下したアメリカや欧米諸国がその放射能汚染を公式には認めていないことである。心ある医者や研究機関がデータで実証してもこれを否定し、逆にこれらの研究を阻害するような動きに出ていることである。自分達も内部ではその問題点の深刻さを充分把握していながら。

コメント

_ pon ― 2008年08月08日 22時25分27秒

そうですね。

原子力発電など、人間生活に有効だといわれているものでも絶対ではないのですから、これは一体どうしたものか・・・。
原子力潜水艦の放射線もれも問題となっているのです。
もっと謙虚に受け止めて欲しいです。

_ KAJI ― 2008年08月10日 14時36分03秒

ponさん、ご意見有難うございました。

原子力発電はチェルノブイリであったような事故が起こりますと、大量の放射線が出ますので、周辺の人々は大きな被害を受けます。しかし、普通に発電している限りでは得に問題になるような問題はありません。

原子力潜水艦の排水から放射線が検出された問題は、とかくこの種の問題が隠蔽されることが問題ですが、実質的に被害が出るようなことはないと思っています。

しかし劣化ウラン弾の場合は現に大量の放射能が漏れていて、扱う兵士や周りの住民に大きな被害が出ているにも拘らず、その危険性を隠蔽して、使い続けていることに危機感を感じます。アメリカ人というのは我々と同じように赤い血が流れている人間なのでしょうか。

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