野球2題2008年08月02日 15時56分43秒

ダリヤ園の花
 桐生第一高校の野球部員が女子学生にワイセツ行為をしたとして警察に捕まった。折りしも、夏の高校野球で同校は群馬県の予選で優勝して、既に甲子園に入っていたが、その不祥事を受けて本戦出場について高野連で審議した。

 結論としては、「出場選手ではなかった」ことと「野球部員ではあっても,」活動とは関係のないところで発生した1名による事件」ということで、出場できることとなった。

 高校野球の本質は先ず教育にあり、従って出場とか、勝負とか以前に公正さがあり、フェアーな姿勢が重要である。その意味からこのような事件を起こしたことは学校の教育に問題があったと言うべきであり、本戦出場を許すべきではなかったし、自発的に辞退すべきであったと強く思う。

 もう一つは、北京オリンピックの野球の試合で国際野球連盟は急遽[タイブレーク制]を実施することを決定した。日本チーム監督の星野さんはいち早く、「タイブレーク制反対」の声明を出したが、これは残念ながら全く見当はずれの声明だったと思う。

 つまり、野球は今回の北京オリンピックを最期に中止されるのに対して、その最大の理由となった「競技時間が掛かり過ぎる」ことに対する対策として、このタイブレークが実施されるわけであり、この結果によっては将来のオリンピックで復活するかもしれない重大な施策を,単に自分達が充分検討する時間が無いという理由で反対すると言うのはお門違いであり、全く理解できない。

もう一つの原爆被害2008年08月08日 12時05分56秒

娘の所の雌猫「はなぼん」
 8月に入って、広島・長崎での原爆投下で亡くなった方々への哀悼を表し、世界平和を願う市民の祈りが続いている。63年経った現在でも、放射能汚染による疾病に苦しんでいる人がいて、亡くなっているのは痛ましい限りである。

 しかし、これは昔話ではない。現在進行中の放射線障害が中近東を中心に拡がっている。劣化ウラン弾による汚染である。

 帰還したアメリカ兵や欧州兵の間に放射能による汚染で悪性の腫瘍や白血病や各種の癌など広範囲にその疾病が広がっおり、その病魔は帰還兵の子供たちへも遺伝子を介して拡がってきている。

 一時戦場にいた帰還兵ですら、このよう状況だから、現地で生活している人々はもっともっと大きな危険に曝されており、沢山の被害者が出てきている。これは将にもう一つの原爆被害と言うべき重大問題ではなかろうか。

 更に、この問題が深刻なのはウラン弾を投下したアメリカや欧米諸国がその放射能汚染を公式には認めていないことである。心ある医者や研究機関がデータで実証してもこれを否定し、逆にこれらの研究を阻害するような動きに出ていることである。自分達も内部ではその問題点の深刻さを充分把握していながら。

野球とソフト2008年08月25日 14時55分25秒

 昨晩北京オリンピックが無事終了した。内部では色々問題が指摘されているようであるが、ともかく大きな事故もなく閉会に漕ぎ着けたことは良かったと思う。

 日本選手団の成績は金9個と素晴らしい成績であったと思う。この4年間の重圧に打ち勝って連覇した選手の努力は高く評価されなければならないが、一方無名の選手が銀や銅メダルを取って、新しい力が育っていることを感じた。

 非常に対照的な結果だったのは野球とソフトである。野球は全員プロで固め、「優勝」[優勝]と掛け声高く臨んだが、メダルなしに終わり、ソフトは過去に何度も苦杯を喫しているアメリカを最後の最後で打っちゃって、優勝したのは大変感動的であった。

 星野さんが上原を選んだ時にこのブログでも非難したが、全体的にもスタッフの選出から選手の起用まで、何かちぐはぐであったように思う。[優勝]の掛け声だけが先行して、ベンチは非常に暗く、重苦しい感じがした。選手達も表面上はともかく、腹の中では星野さんを信用していなかったのではなかろうか。