早く泳げる水着(続)2008年06月12日 17時31分11秒

 私のブログ「野次馬評論」5月21日号で予言した通りのことが起こっている。

 先の6月10日に日本水連は契約している日本の水着3社(ミズノ、アシックス、デサント)にとらわれず、選手は自分が使いたい水着を使用できるとした。このとことは大英断であり(当たり前ではあるが)、評価できる判断だと思う。

 しかし、次の記事を呼んでいただきたい。

「「水着新素材提供の山本化学工業が悲鳴」」
6月4日9時49分配信 日刊スポーツ

 アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された山本化学工業が“窮状”を訴えた。山本富造社長(49)が3日、報道各社に直筆のファクスを送付。(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない-と打ち明けた。  同社は好記録連発の英スピード社製より水の抵抗が少ないという新素材を開発して、日本水連から改善を要求された国内メーカー3社に提供、うち2社が5月30日に採用を発表した。だが、採用後に2社へ協力を申し出ると、デ社は「情報を開示する約束はしていない」と断り、ア社は無回答だったという。  山本社長は「私ども中小企業では選手に声が届かない。(ニュージーランド製水着の)試着を希望する代表選手は電話やメールでご一報を」と訴えていた。」」」

 実績のない中小企業の山本化学ではテストの機会さえ与えられていないと言うのはどうしてだろうか。現時点で実績のあるSPEEDO社の水着ならたとえ負けても言い分けが立つが、未知のメーカーを採用したのでは責任問題になるからである。

 こうなったら、山本化学の水着を着たニュージランドの選手がどんどん優勝してもらいたいと念願する以外にない。。

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