ガソリンの値段2008年06月03日 22時09分55秒

 重油の値段が急速に高くなっていることから、ガソリンの値段がリッター当たり170円を超えたと報道されている。一般の人達には、どこまで上がるのか不安が広がっているが、その表れとして、車を持っている人も、大幅に運転を控えていると言う。

 実際問題として、どの程度ガソリンの使用量が減っているかは分からないが、結果として「地球温暖化」対策として有効なのではないかと感じる。その意味からすると、ガソリンの値段をもっともっと高くして、リッター当たり200円とか300円とかになれば、車を動かす人が大幅に減っていき、効果が大きくなると思われる。

 車の場合はトラックとかバスとか、人々の生活に直接影響があるので、やたらにガソリンが上がると大変なことになる。しかしそれによって、例えば電気自動車とか、水素エンジンとか次世代の車の開発が促進されれば、人類にとっては逆に素晴らしいことではないだろうか。

タクシーでの酒盛り2008年06月06日 19時31分04秒

新宿御苑のバラ園
 霞ヶ関の高級官僚が夜毎タクシー券を使って帰宅する時に運転手がビールやつまみを出してサービスするのだそうである。これだけ官僚や政治家の贈収賄事件が取りざたされている中で、よくも出されたビールを飲む気になるものだと、あきれてしまう。

 運転手の方は毎度長距離を乗ってもらえる上客に対して、稼ぎの中からサービスしているのかもしれないが、その範囲に留まっているのだろうか。

 自分も会社勤めの時にはタクシー券を利用する機会があったが、行き先に着いて、タクシーを降りるときにメーターを見て、或いは高速代があればそれも含めて料金をタクシー券に書き込んで運転手に渡していた。

 しかし、もし利用者が白紙のままでタクシー券を渡したとしたら、運転手の裁量でどんな料金でも書き込むことが出来、役所はその通り支払うことになる。

 もしも、ビールやおつまみでサービスすることが、この裁量を狂わせることがないように祈るばかりである。

早く泳げる水着(続)2008年06月12日 17時31分11秒

 私のブログ「野次馬評論」5月21日号で予言した通りのことが起こっている。

 先の6月10日に日本水連は契約している日本の水着3社(ミズノ、アシックス、デサント)にとらわれず、選手は自分が使いたい水着を使用できるとした。このとことは大英断であり(当たり前ではあるが)、評価できる判断だと思う。

 しかし、次の記事を呼んでいただきたい。

「「水着新素材提供の山本化学工業が悲鳴」」
6月4日9時49分配信 日刊スポーツ

 アシックスとデサントの2社の五輪用水着に素材が採用された山本化学工業が“窮状”を訴えた。山本富造社長(49)が3日、報道各社に直筆のファクスを送付。(1)2社に意見や提案を聞いてもらえない(2)素材を全身に使用した水着(ニュージーランド製)を試してほしいが、どの選手が試着を希望しているか情報がもらえない-と打ち明けた。  同社は好記録連発の英スピード社製より水の抵抗が少ないという新素材を開発して、日本水連から改善を要求された国内メーカー3社に提供、うち2社が5月30日に採用を発表した。だが、採用後に2社へ協力を申し出ると、デ社は「情報を開示する約束はしていない」と断り、ア社は無回答だったという。  山本社長は「私ども中小企業では選手に声が届かない。(ニュージーランド製水着の)試着を希望する代表選手は電話やメールでご一報を」と訴えていた。」」」

 実績のない中小企業の山本化学ではテストの機会さえ与えられていないと言うのはどうしてだろうか。現時点で実績のあるSPEEDO社の水着ならたとえ負けても言い分けが立つが、未知のメーカーを採用したのでは責任問題になるからである。

 こうなったら、山本化学の水着を着たニュージランドの選手がどんどん優勝してもらいたいと念願する以外にない。。

脱藩官僚の会2008年06月22日 14時17分28秒

新宿御苑の日本庭園で見つけたしょうぶの花
 先週「脱藩官僚の会」という団体が発足した。過去に官僚を経験した人で、現在官僚組織のお世話になってない人で構成し、現状の官僚組織の問題点を正して行こうという趣旨の団体である。無所属衆議院議員の江田さんや、先ほどまで竹中大臣の懐刀として政策の立案に当たり、現在は東洋大学の教授である高橋さんを中心に、合計8人でスタートすると言う。

 現状のわが国における政治的な停滞や、膨大な財政赤字の問題等、政治家の無力が叫ばれる時、その背後に横たわり、膨大な政府組織そのものを動かしている官僚の存在が癌であると言われている。その官僚が本来あるべき国益を二の次にして、省益乃至は自分達の保身を優先していることが問題とされている。

 国会が本来持っている立法権を政治家に取り戻すべきと言われていながら、現実には官僚の書いた原稿を読んでいるだけの議員が大部分ではとても官僚に対抗できるものではない。

 そこでこの強力な官僚体制に対抗して、政治の本質を国民に取り戻すために、今回発足したこの「脱藩官僚の会」が果たす役割に期待したい。官僚のやり方を熟知し、その弱みを知り尽くしている「脱藩官僚の会」の人々が国民を代表する政治家の側に立って、日本政治の主導権を現行の官僚から取り戻してもらいたいからである。

テロ支援国家指定の解除2008年06月27日 08時44分13秒

 北朝鮮の核関連資料提出に伴い、ブッシュは45日後にテロ支援国家指定を解除すると言う。理由がよく分からない。

 北朝鮮が核兵器を持つことで、アメリカの平安が、ひいては世界平和が侵されるので、事前にその根源を断つというのが理由であるが、そう簡単に北朝鮮は一旦手にした核兵器を手放すだろうか。しかもその見返りが何故テロ支援国家の指定解除なのか。ブッシュが後わずかになってきた任期の間に目に見える成果を出したい(ノーベル賞を狙っているとの噂があるが)との意向のようであるが、この弱気の政策は一体どこから来るのだろうか。

 過去には現実に北朝鮮は数々のテロをやってきており、何よりわが国にとっては「拉致問題」という重大なテロ被害を受けているわけだから、何故ここで解除なのか分からない。