偽装請負2008年04月26日 08時05分59秒

兵庫県出石城前の時計台
 松下電器(現在のパナソニック)の子会社が偽装請負で訴えられていた裁判で、敗訴した。つまり、偽装請負と断罪されたことになる。

 数多くの会社が生産工程の大きな部分を請負業務として他社に請負わしているのには各種のメリットがあるからに他ならない。詳しいことは分からないが、賃金が安いとか、労働災害の責任が回避できるとか、色々あるようである。

 しかし、技術の最先端を行くような製品を作るのに、派遣会社に毛の生えたような弱小企業が請負えるような簡単なものではない。実質は親会社の組織に入って、その一員として作業せざるを得ない立場にあると思う。「偽装」と言われる所以である。

 天下の大会社がこの種の見え透いた「偽装」に手を染める現状に大変な危機感を覚えるものである。「紳士、危うきに近寄らず」昔は名の通った会社ではこの種のジャンク仕事には目もくれなかったように思う。コストダウンが必要なのなら、もっと正攻法で取組むべきであり、それだけの人材は集めているはずだと思考するが如何だろうか。

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