偽装管理職2008年01月30日 12時47分17秒

 マクドナルドの店長が管理職ということで残業代が払われないのは不当だとして提訴し、仕事の中身からして、管理職とはいえないとの判断が出た。つまり、会社側に残業代を払うよう命令が出た。

 この裁判でも「管理職は残業代がつかない。」「本人の業務は経営に関与していないから、管理者ではない。」「従って、会社側は残業代を払え。」という論法であるが、一つ欠けている論点があると思う。

 管理職がどのような業務を指すのか、定義はまちまちで人によって、会社によって解釈が違うのは止むを得ない。しかし、どのような管理を任されているにせよ、その任されている範囲に見合った手当てが払われるべきであり、その管理職手当てが残業代に見合う以上の額であれば、問題が起きなかったのかもしれない。

 この種の偽装管理職の制定は過去にも見聞きしてきたが、会社側が管理職だというのならそれに見合った金を払えと言いたい。

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