民主党の対立軸2007年02月05日 09時33分18秒

 これだけ失点を重ねている自民党に対して、民主党の主張は嘗ての社会党のように「怪しからん」「反対」と言うだけで、どうにも烏合の衆であるような印象である。
 その大きな要因は世上言われているように「自民党の政策に対する明確な対立軸」を持たないことであるように思う。「構造改革」「規制緩和」「景気対策」が強力に進められた結果、大きな格差社会が出てきている。格差そのものを悪いとは思わないが、それによって底辺の拡大が進み、都会中心だった公園のブルーテントが地方にも広がってきているという。
 民主党は勤労者の側に立った党なのだから、このような底辺をつくらない政策、或いは底辺の人達を救うような政策を強力に打ち出せないものだろうか。
 しかし、この自民党が進めてきた一連の流れは、ブッシュ政権の強い要望というか指示に沿った流れであり、これを止めようとすることは、即ちある種アメリカを敵に廻すことになりかねない危険を孕んでいるが、それだけに覚悟を決めて取組まなければならない対立軸でもあると思う。

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