高校野球(再)2006年08月15日 12時30分15秒

 昨日郷里の高校が2回戦を突破して、勝ち進んでいることを書いた。そこで親戚にお祝いの電話をして雑談をしたときに、この「福知山成美」のチームで福知山出身の選手が一人しかいないことを聞かされた。勿論私立高校だから何も地区の選手で固める必要はないとしても、殆どの選手を地区外から集めると言うのは如何なものだろうか。
 嘗て春夏連続優勝した「横浜高校」の松坂が東京都出身であることはよく知られているが、このように殆どの強豪チームは大なり小なり全国から選手を集めているのだとしたら、地区代表として甲子園に出る意味がどれほどあるのだろうか。
 一方選手の場合もどの地区のどのチームに入るのが甲子園への最短距離であり、自分を有利に売り込むことが出来るかを考えるのだろうか。
 高校野球が地区代表として真摯に戦った時代はとうに過ぎて、学校の宣伝と、選手のプロ野球への売込みを第一と考える商業主義になってしまっているようである。
 その点からも、小さい島の中で育った子供たちだけで、力一杯奮闘する「八重山商工」チームの活躍がより新鮮に映るのかもしれない。