ホームタウンデシジョン2006年08月03日 14時33分11秒

 昨日亀田のボクシングを見た。常日頃、彼の言動を不快に思っていたので、この試合で負けて、出直した方が良いと思って見ていた。
 案の定、1ラウンドでダウンはするし、パンチに鋭さはないし、手数は少ないし、相手のランダエタの圧勝かと思ったら、判定で亀田の勝ちだという。唖然とした。
 ホームタウンデシジョンというのがあって、地元での試合では判定が有利になることは言われているが、この判定は何ぼなんでも酷過ぎる。
 こんなことで天狗になるようだと、彼の将来は暗いものになると思う。判定とは別に、彼自身は惨めな敗戦だったことを十分分かっているとは思うが。彼の人気を煽り立てて、騒ぎまくっているマスコミが一番醜い存在だと感じた。

田中知事が負けました2006年08月08日 08時19分05秒

 長野県の知事選挙で田中氏が負けた。残念!!!
 メディアの報道だと「他人の意見を聞かない」、「独断専行」とかで、当初支持していた人達も田中離れを起こしたとのことである。田中氏の政策を支持する立場の自分としては、「少し改革を急ぎすぎたのでは」と思わざるを得ない。逆に考えると、彼がやろうとした改革の中味が県民の現実からはかなり乖離していたのだろうか。
 相手の村井氏は郵政民営化ですら反対した人だから、旧態依然とした自民党的体質の人だとすると、長野県の改革路線は大幅に後退することになるのだろうか。土建屋的県政が復活すると思うと、残念でならない。
 田中氏には近い将来、国政の場でその主張が実現できる機会が来るようよう期待している。

今年の高校野球2006年08月14日 15時20分39秒

 久しぶりに今年の高校野球は目が離せない状況になっている。一つは母校ではないが同じ福知山の姉妹校である「福知山成美」が京都代表として甲子園に出てきたことも驚きだったが、あれよあれよという間に、3回戦まで勝ち進んでいる。素晴らしい活躍に声援を送っている。
 「福知山」出身だと言うと、あの「脱線事故」のですか、とスッカリ悪名をはせていたが、この辺で成美高校の活躍で汚名を挽回して欲しいものである。
 もう一つ、最南端の代表である「八重山商工」の活躍である。春の選抜で優勝した「横浜高校」に、より沢山のヒットを打ちながら拙攻で負けたが、一段と逞しくなって甲子園に帰ってきた。こちらも順調に3回戦に勝ち進んでいる。のびのびとプレーしている彼らの姿に清々しい青春を感じるのは私だけだろうか。

高校野球(再)2006年08月15日 12時30分15秒

 昨日郷里の高校が2回戦を突破して、勝ち進んでいることを書いた。そこで親戚にお祝いの電話をして雑談をしたときに、この「福知山成美」のチームで福知山出身の選手が一人しかいないことを聞かされた。勿論私立高校だから何も地区の選手で固める必要はないとしても、殆どの選手を地区外から集めると言うのは如何なものだろうか。
 嘗て春夏連続優勝した「横浜高校」の松坂が東京都出身であることはよく知られているが、このように殆どの強豪チームは大なり小なり全国から選手を集めているのだとしたら、地区代表として甲子園に出る意味がどれほどあるのだろうか。
 一方選手の場合もどの地区のどのチームに入るのが甲子園への最短距離であり、自分を有利に売り込むことが出来るかを考えるのだろうか。
 高校野球が地区代表として真摯に戦った時代はとうに過ぎて、学校の宣伝と、選手のプロ野球への売込みを第一と考える商業主義になってしまっているようである。
 その点からも、小さい島の中で育った子供たちだけで、力一杯奮闘する「八重山商工」チームの活躍がより新鮮に映るのかもしれない。

もう一つの地区代表2006年08月22日 08時20分46秒

 ようやく今年の高校野球が終わった。早実の皆さんおめでとう。元々苫小牧は春に飲酒事故を起こして選抜を辞退していたし、何か「優勝請負人」的な面構えが気に入らなかったので負けてよかった。その点早実の方が(ユニフォームのせいもあるが)初々しい感じがあって、応援していた。殊に斉藤投手の感情を表面に出さない淡々とした投げっぷりと、連投にも拘らず最期まで威力が落ちない球威とそのコントロールには舌を巻いた。
 この実況中継を見ていて、斉藤投手が群馬県の太田市の出身であることを知った。太田市の役場の方々、昔少年野球時代に監督をやっていたと言うような人が出てきて、「郷土の誇りです」と言うような発言を聞いていて、高校野球にはもう一つの地区代表があるのだと気が付いた。つまり早実は西東京代表として優勝したが、個々の選手にはそれぞれの故郷があって、その幼少期を支えた町や村のおじさん、おばさんが応援していることが大きな支えになっていることを感じたのである。
 これで今年の夏も終わった。これらの球児たちが今後歩む道は又千差万別であると思うが、このひと夏に得た感動が今後の人生に大きな意味を持ってくることと思う。

飲酒運転による事故2006年08月30日 20時43分15秒

 飲酒運転で悲惨な事故が頻発している。恐らく事故を起こした運転者本人もものすごく後悔していることと思う。このような事故を減らそうとして、法律的にも強化されて、罰則が数段厳しくなっているのに、どうしてこの種の事故がなくならないのだろうか。
 酒を飲んで運転した人が全員事故を起こすわけではない。逆に考えると、飲酒運転をしている人の大部分は何の事故も起こさずに目的地に着いているのである。そこが盲点になっているように思う。つまり、酒を飲んでいても「自分だけは事故を起こさないだろう。或いは起こすはずが無い。」という甘い観測のもとに運転してしまうことである。
 自分だけは捕まらないだろうと思って万引きしたり、痴漢したり、或いは自分だけは肺ガンにならないだろうと思ってタバコを吸い続けたり、人間と言うのは自分のこととなると、意外と楽観的に予測する習性があるようだ。
 だから、それこそ死刑にでもしない限り駄目だろうが、それよりどこかのメーカーが開発していたように運転者の呼気にアルコール分を検出したらエンジンが掛からないようにでもしないとこの種の事故はなくならないと思う。