みんなの党2013年12月13日 08時47分58秒

 みんなの党が分裂した。前回の参議院選挙で支持した自分としては大変残念である。公務員改革をやって、官僚の独裁を阻むのは渡辺さん率いる「みんなの党」しかなくなったと思って支持したが、実務上の中心的に働いてきた江田さんが離れたことで、実質上残ったみんなの党には、この改革を進めて行くモーティブフォースが無くなったものと判断する。

 それにしても、渡辺さんは今回の「秘密保護法案」にどうして賛成したのだろうか。(一部修正は飲ましたものの、大勢に影響はない)これ程、国民の大多数が危惧を示している法案に加担することで、自民党にすり寄ったと思われても仕方がないのではなかろうか。

 もう4年前になるが、2009年8月の総選挙で、我々は「日本の政治を官僚から政治家に取り戻す」と宣言した民主党を支持し、政権の交代を実現した。当初は「政治主導」で掛け声高く進んだが、官僚の反撃で次第に後退し、最後は公約にも掲げていなかった「消費税の増税」を財務官僚の言うまま押し通す羽目にまで堕落してしまった。「やっぱり駄目だったのか?」我々の落胆の中で、唯一公務員改革に取り組んでくれそうなグループとして、「みんなの党」に期待していた次第である。

 これからは江田さんのグループが(渡邊さんのグループは期待できないので)民主党や維新の会の公務員改革に賛同していこうと言う人たちを結集して、国民の民意を尊重した新しい改革政党に脱皮してもらうことを切に期待している。