石油の値段がマイナスになった2020年05月01日 14時52分01秒


 少し旧聞に属するが、原油の先物価格がマイナス30何ドルかになったという。新型コロナ騒ぎで世界中の各都市がロックダウンされたために、車を動かす機会が少なくなり、航空機の需要が極端に減ったため、ガソリンの消費量が無くなって、使われなくなってしまったために、石油をだれも買う人が無くなって、お金を付けないと引き取ってくれないような状況に置かれたためである。


 殊に、原価の高いシェールオイルを中心に発展してきたアメリカの石油産業は大きな損害を追い、倒産する企業が続発すると言われている。石油の輸入国である日本では大変恩恵を受けることになるが、と言ってこれだけ経済が停滞すれば、飲食店や小売業等比較的小さな企業の経営が苦しくなって、倒産に追い込まれかねない状況である。

 この際、安い原油を買い込んで、新型コロナ騒ぎの不況風を吹っ飛ばすような策が出せないものだそろうか。

コロナ肺炎に対するPCR検査の怪2020年05月02日 21時22分04秒


 新型コロナウイルスの蔓延に際して、当初より我が国の検査体制が他国に比較して、著しく貧弱であることが問題になっていたが、今日現在この問題は解決されていない。つまり、検査数をできるだけ増やして、市中に野放しになっている「保菌者」を確保して、隔離することが感染を抑える常 道だと考えられているのに、我が国では検査を重症者に限るよう指示が出ているようである。


 東京都で本日陽性者が160人出たという報道がなされているが、何人の検査をしてこの陽性者が出たのかが公表されないのでこの数字が多いのか少ないのか判断できかねている。一説によると、東京都では一日の検査数が235件に絞られているという。
これを母数とすると陽性率68%ということになるが、こんなバカなことはない。

 全国ベースで一日に3000乃至8000件の検査がおこなわれているようであるが、「重傷者を重点」に検査するということであるから、陽性者が出なければならないことになるのに、そうはなってないとすると、この検査数というのは何を意味するのか分からなくなる。一説によると、退院する人が二回続けて陰性になる必要があるが、この検査回数も含めてトータルの検査数と言っているとしたら、陽性率そのものが何を意味しているのか分からなくなる。

 今我々が欲しいのは人々のどこに感染者がいて、いち早くこれを隔離することだ。

 イツでは犬や猫までPCR検査をしようとしているというのに、我が国では熱が続き、咳が出てコロナを疑われるような症状の人に対しても検査を拒否されているというのは、どのような政策なのか全く理解できない。

COVID 19のPCR検査の意味2020年05月10日 19時45分31秒


 コロナウイルスによる肺炎の蔓延が出始めた当初から、「検査と隔離」が最重要課題だと言われており、世界各国はその線に沿って検査数の増加を図ってきていた。一方で日本だけはどの様な理由が有るのか分からないが、当初から今日まで検査数は出来るだけ抑えるような施策がとられてきていた。


 検査数を増やすことが、どうして感染拡大を止めるのに有効なのかについて、最近素晴らしい報告を読んだので紹介したい。

 統計学者である九州大学の小田垣名誉教授のご報告であるが、
   PCR検査数   集合状態    収束日数
    現状       80%減らす    23日
    2倍       50%減らす       14日
      4倍       現状          8日
となり、検査数を増やせば集合状態が悪くても、収束日数を大幅に減らすことができるわけである。

 更にこの状況を突き進めて、病状のあるなしに関わらず、全員に検査を行って、陽性者をしかるべく隔離が出来れば、その時点で収束していることになる。

 つまり、PCR検査数をできるだけ増やすことが、収束日数を減らす大きな要素であることが分かる。

PCR検査の陽性率2020年05月13日 13時56分54秒


 最近、緊急事態からの脱出目安として「陽性率」が取り上げらるようになった。つまり、陽性者の数をその母体である検査数で割った値である。


 しかしながら、対象地域全員を検査して、その陽性率を計算するのなら理解できるが、現状のPCR検査では熱があったり、咳が出たり、要するにコロナの症状が疑われる人を対象に実施されており、母数が一様ではない。

 先月の東京都のように、明らかにコロナで重症になる可能性が高い人を対象に検査したのでは、当然のことながら「陽性率」は30%ととか60%ととか高くなるのは自明であり、検査の母体となる集団をどう選ぶかで数値はいかようにでも変わりうるのである。

 それでも、検査数が十分多ければ、ある種の統計値にはなると思われるが、それでも何を検査し、何を計算するのかに掛かっているように思う。

日本のコロナ肺炎の不思議2020年05月16日 21時26分17秒


 このブログでも我が国におけるコロナ肺炎に対する検査体制が脆弱で、韓国や欧米の各国に対してもPCR検査数が極端に少ないために、市中で蔓延している陽性者が感染を広げることから、感染者が爆発的に増加していると考えられる。


 陽性者が爆発的に増加すると言っても、検査数以上には表面化するわけではないので、感染者はいつまでたっても減らないはずであるが、現実には減少してきている。これが検査数の少なさの結果なのかは分からないが、我が国の感染者が少なくとも欧米に比べて少ない状況で推移していることは事実である。

 アジアの人たちが民族的にこの疾病に掛かり難いのか、幼児の時に接種してきたBCGがある種の免疫を構成しているのか、色々詮索されているが、答えが出ているわけではない。

 しかし、もし日本人がこの感染症に多少とも強いとしたら、これは誠にミステリーというべき幸運だと思う。

黒川検事長の辞任2020年05月21日 14時45分27秒


 黒川検事長が新聞記者と「賭けマージャン」をやっていたということで辞任するという。


 この辞任の理由として、一つは「黒川氏が昨今のトラブルの対応として、自身が辞任したかったが、官邸の許可が得られないことから、賭けマージャンを自ら暴露して辞任せざるを得ないように仕向けた。」という意見がある。

 しかしながら、自分としてはもう一つ、別の角度から考えて、「昨今来の検事の定年延長を内閣が決められることの法律が多数の国民(?)と法曹界の識者の反対で成立を断念してきた件に関連して、官邸は黒田氏を下ろしたいが、この法案に関連して下ろしたということになれば、傷がつくので、別の理由(賭けマージャン)で辞任せざるを得ない状況を作った。というのはいかがだろうか。

 いずれにしても、官邸を擁護してきた黒田検事長が辞任したことで、次の人事に注視していきたいのと、官邸周辺の不明朗な刑事事件が少しでも解明されることを期待したい。