安倍政権のメディア攻略2015年04月28日 08時23分16秒

 今日の朝日新聞によると、ドイツの新聞記者が「日本と中国、韓国との対立」について書いた記事について、現地の日本総領事が新聞社に乗り込んできて、抗議をしたと伝えている。

 昔から、「ペンは剣よりの強い」と言われており、時の権力に対して、ペン一本で立ち向かう姿がよしとされてきた。報道の自由が保障されており、メディアは政府の政策に対しても、自由に意見が言えなければならないが、最近の安倍政権では国内のメディアは言うの及ばず、外国のメディアにまで干渉し、政府の考えに反するような記事に対しては徹底的に修正させようとしている。

 我々戦中派は当時のメディアが、嘘ばっかりの「大本営発表」をそれと分かりながらも、垂れ流していたおぞましさを思い出させる最近の安倍政権のやり方に、心ある人々は大変憂慮していることと思う。

 安倍政権は「戦争の出来る日本」に大きく政策を転換しようとしている昨今の状況からして、マスコミの沈黙は一層の不安を国民に投げかけているいることになる。