イスラム国で日本人が殺害された2015年02月01日 19時44分52秒

 イスラム国に捉えられていた日本人、湯川さんと後藤さんが殺されたと言うニュースが流れた。誠に残念であり、ご冥福をお祈りしたい。

 湯川さんが補足されたのが昨年8月で、後藤さんは10月だった言う。その間日本政府は彼らの救出について、あらゆる周辺国と連携して、進めていたと伝えられている。その成否がどうかは分からないが、当時では直接的にはイスラム国に対し敵対していたわけではなかったことから、直ちに殺害に結びつくような動きはなかったように思う。

 しかし、その状況が大きく変わったのは1月17日に安倍首相がエジプトで行った演説の中で、イスラム国に敵対する国々に2億ドルの無償援助を発表したことである。直ちに1月20日に、湯浅さんと後藤さんの解放のために、その同じ2億ドルを要求してきたことから大騒ぎとなった。

 この半月ほどの間の曲折はあったが、結果として殺害されてしまった。しかも、更に日本人を見つけたら、同じように殺害すると宣言している。

 つまり、今回の事件は日本国が明瞭に、イスラム国の敵国としての宣言したことから始まっており、安倍首相がこのような宣言をした以上は、フランスであったような日本国内へのテロ行為が無いとは言えない状況になっていることを覚悟しなければならない。
稼働中の原発を狙われたら、どうなるのだろうか。


コメント

_ とろ ― 2015年02月11日 20時44分19秒

ご無沙汰しています。

湯川さん、後藤さんのことは本当に残念なこととなってしまいました。
心からご冥福をお祈りしたいと思います。

世間ではいろいろなことが言われていますね。
そのどこがどうなのかはわかりませんが、イスラム国が国家組織として機能しているのかどうかを私は知りたいです。
実際のところがよくわからない。

そんな中、邦人人質をいかに救出するか・・・。
日本はパイプがないんだな・・・とつくづく感じました。

_ KAJI ― 2015年02月12日 09時22分39秒

 とろさん、こちらこそご無沙汰で済みません。

 日本政府は1月20日のビデオが出るまでは、何の手も打ってなかったことが分かってきています。しかも、その後でも政府が打った手は、日本語のスピーチで「二人の人質を帰して下さい・」と言うようなもので、翻訳のために同志社大学の中田先生の所に送られてきたと言う馬鹿げた落ちまでついています。

日本とイスラム国とのパイプがないわけではないのです。此の中田さんを始め常岡さんとか、イスラム国の幹部と話のできる人材はいたようなのですが、外務省がこれを嫌ったと言うことのようです。

 つまり、日本政府は最初から人質を救出しようと言う意思がなかったようなのです。安倍さんはこの機会に何とかアメリカと一緒になって戦争したいと思っているようなのです。

 我々国民はこのような首相を選んで、ほんとによかったのでしょうか。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック