安倍さんの靖国神社参拝2014年11月11日 16時22分32秒

 これまでも書いてきたように、安倍さんは「何故靖国に参拝するのか」と言う質問に対しては、「日本の国を守り、その安寧を願って命を投げ出していただいた将兵に対して、哀悼の意をささげるのは日本人として自然な行いだと思う。」と言うようなことを述べてきているが、ここまでは我々も異論の余地のない所である。

 その靖国神社にA級戦犯として処刑された人たちが合祀されていることについて、安倍さんがどう答えたのか知らないが、あれだけ執拗に参拝を繰り返すところを見ると、何がしかの信念があるのではと推察していた。

 所が、(寡聞にして知らなかったが)A級戦犯の扱いについて、安倍さんの所信が記事になっていることが分かった。それによると
安倍首相がA級戦犯として処刑された元日本軍人の追悼法要に自民党総裁の名で哀悼メッセージを送っていたことが報道されていた。連合国による裁判を「報復」と位置付け、処刑された全員を「昭和殉難者」として慰霊する法要で、安倍首相は戦犯たちを「自らの魂を賭して祖国の礎となられた』と称賛していると言う。

 戦犯と言う捉え方をするから、敵の報復だとか、殉難だとかと言っているが、要するに戦争を始め、無理やり推し進めて、沢山の将兵だけでなく、沢山の国民を塗炭の苦しみに陥れた張本人であり、靖国神社に祭られている戦死者の対極に位置する人達であり、処刑されたかどうかとは関係なく、我々国民からしたら戦争の責任を負っていただかなければならない人達である。それがどうして賞賛に値するのだろうか。安倍さんはこのまま行くと、間違いなく国を滅ぼすことになると確信する。


年内に衆議院を解散すると言う2014年11月14日 11時02分06秒

 安倍政権は年内に衆議院を解散すると言う。理由としては、自民党内部で消費税の10%への引き上げを進めようとしているグループと、それに反対するグループがあって、意見が割れていると言う。勿論両者にはメリット、デメリットがあり、いずれの意見が正しいと言うことではない。

 一方で、政府としては、現状の景気動向ではこれ以上消費税を上げる環境にないと言うことで、上げる時期を先延ばしをしようとしているようだ。これらの決着をつけるために、解散して国民の意見を聞くと言うことらしい。

 しかし、党内の意見の対立を調整するだけで何百億も掛けて選挙をするのだろうか。とっても納得できるものではない。

 アベノミクスは第三の矢が各業界関係者の抵抗で、思うように成果が出ておらず、失速気味であることから、政権の延命を図るために、解散総選挙をすることで、今なら多少の票が落ちたとしても、自民党の優位は変わらないと言う読みから選挙に打って出たのでは思っている。

 日銀による金融の大盤振る舞いで、円安に振れ、株価が上がって、金持ちや大企業は潤っているかも知れないが、一般庶民は、そうでなくても消費税8%へのアップで苦しんでいる上に、円安による輸入物価の上昇が追い打ちをかけて、消費が落ち込んでいる状況であり、これはアベノミクスの完全な失敗であったと言わざるを得ない。此の失敗を選挙で誤魔化されたのではたまったものではない。何とか安倍政権に一矢を報いる手は、政権交代であるが、今の自民党に代わる政治勢力が見つからないのが、わが国民の最大の不幸である。ああああ