憲法9条がノーベル賞候補2014年10月05日 08時59分34秒

 第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力のよる威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄すうる。
②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


 改めて読んで見ると、素晴らしい理念であり、人類として理想的なあり方を提示しており、世界に誇るべき条項だと思う。この条項を今年度のノーベル平和賞に立候補した経緯は、自分もインターネットを通じて賛同を表明した立場としても、素晴らしい提案であり、是非受賞すればいいと願っていたが、ここにきて候補としてトップに立ったとの予想が伝わってきた。

 時あたかも、安倍政権はこの第九条を読み替えて、「集団的自衛権」が実施できると閣議決定し、軍事国家としての衣替えを画策している。この文章を読む限り、戦争を放棄し、軍隊を持たないと言っており、「個別的自衛権」そのものも、無理やりこじつけて実施できると解釈しているが、更にこれを同盟国にも軍備を使えるようにすると言う。

 この時期に、この憲法第九条にノーベル賞が授与されるとなると、この政府の動きに大きくブレーキを掛けることとなる。是非受賞したい。

 


日本からもイスラム国の戦闘員?2014年10月10日 09時05分39秒

 北海道大学の学生が張り紙を見て、イスラム国の戦闘員として出かけようとしていることが判明して大騒ぎになっている。この学生は既に航空券を取得し、出国寸前であったと言う。当局によって拘留され、関係先の捜査が行われていると言う。

 第1感としては「よりによってなんで?」だったが、前々回のブログにも書いたように、イスラム国の戦闘員には欧米各国の若者が参加していることと関連して、その流れがいよいよ我国にも波及したと言うことではないか。

 日本を含めた先進国の中では富の格差が定着し、若者が生きて行く目標が見つけ難い状況の中で、何が正義かは別として、自分を完全に燃焼さしてくれる、つまり力一杯何かに傾注できる対象が欲しかったのではないだろうか。

 利益優先の経営の中で、「人」を大事にしない企業風土が蔓延し、生きる方向を失った若者を放置している現状の方にこそ大変な危機感を覚えるのは自分だけだろうか。