国の認定基準2013年08月06日 22時23分46秒

 今日は広島に原爆が落とされてから68年目にあたると言う。68年前の事件だとは言っても、今日現在なお原爆症で苦しんでおられる方がおられると同時に、今尚国の認定で原爆症と認められてない人が沢山おられる。

 明らかに原爆による放射能で損傷を受けたと思われるにも拘らず、被爆地と定義されている地点より遠方で被ばくしているからとか、いろいろ制限を付けて出来るだけ認定を難しくしているのは何故なのだろうか。「保障に要する費用が嵩む」からこれをできるだけ低く抑えようとしているのかも知れないが、莫大な無駄な予算を使ってい置いて、命に係わるこの種の認定の予算を削るのだろうか。全く理解できない。

 原爆症の認定だけではない、水俣病の時も出来るだけ患者数を減らすためかどうか分からないが、明らかに水俣病の兆候が出ていても、認定基準のわずかの違いで、認定されずに苦しんでいる人を見殺しにしている。

 その流れで、考えて行くと、今回の福島の原発事故についての放射能被害についても、線量がまだ十分下がっていないのに、帰還可能地域とかといて、保証を打ち切ろうとしているように感じる。

 国は(官僚は)どうして、事故に対して真摯に国民の立場に立って、対処しようとしないのだろうか。こんな国に住みたくない。


コメント

_ toro ― 2013年08月07日 13時03分02秒

私は、いろんなことに対して、責任というものがついていないような気がします。
どうせ俺が死んだ後ぐらいに何かあるならあるだろう・・・ぐらいに安易に構えて、今をどうするかばかり。
ですから、責任というものがない。
そもそも、いろんな公害訴訟や原発事故について、誰が責任者なんでしょうか?
福島のみなさんに自宅に帰ってもいいというけれど、それについてきちんとした、丁寧な説明、測定値、対策などの説明はあったのでしょうか?
そして、その責任は誰が負うのでしょうか?
責任は、事故が起きた時の人間が負うというのはおかしな話です。
それを推進してきた人間も負うべきです。

_ KAJI ― 2013年08月07日 20時42分14秒

toroさん、確かに政府は事故に対して責任を取りませんね。今度の福島の原発事故についても、こんなに大きな事故を起こしておいて、誰も責任を取っていません。そんなことで、事故の対策も、今後の方針も立たないように思いますが。

 それにしても、原爆症の認定にしても、政府はどうして矮小化するのでしょうかね。裁判の判決が出て初めて、しぶしぶ一寸緩めるようなことの繰り返しです。政府はほんとに国民のために政治をやっているのでしょうかね。(自分たちの利権だけに動いているように感じます。)

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