次回総選挙の争点2012年10月17日 08時42分06秒

 いよいよ野田政権も収束の覚悟を決めたようで、年内には次の総選挙が行われそうな気運になってきた。衆参両院でのねじれ国会と言うこともあるが、余りにも体たらくな民主党政権にご退場いただくためにも一日も早い解散が望まれる。

 当初の期待とは裏腹に、すっかり人気を落とした民主党政権に代わって、阿部総裁を選んだ自民党の勢いが増してきており、「やっぱり自民党でなければ…」と言った雰囲気になってきているが、3年前にあの体たらくな自民党政権を変えたくて、動いたのであって、その原点を思い出してほしい。

 現民主党政権の主に外交・防衛問題、ひいては日米関係の悪化が言われ、従って自民党でなければならな様な筋書きになっているが、我々が3年前に「変化」を望んだのは、政治政策の大部分を官僚のおぶさり、その掌で利権だけを追い求めてきた政治家に対するものであった。

 従って、次回総選挙の争点は、この政治手法の根幹にかかわる「政治主導」を実現するために、公務員改革を進め、官僚が自分たちの省益や利権に走らず、政治家の手足となって、国民のたまに働いてもらえるような政府をつくるための政治家を選ぶことである。復興予算と称して、獲得したお金をほとんど関係ない府県の事業に使うような狡猾な官僚の言いなりになるのではなく、ほんとに被災地の復興に寄与する事業を国民の視点で実行できる政治家を選びたい。そうなれば、「脱原発」なども当然の帰結として選択されるものと思う。


コメント

_ a朗子 ― 2012年10月17日 17時19分50秒

信じていた政治家にはことごとく失望させられ、今度は棄権
以外には、意思表明の方法は無い様な気がしてきました。
漸く涼しくなってきましたが、政治家に対する信頼感も薄くなり、もう誰が立候補しても、真面目な人は力が無さそうだし、
個人的に良さそうな人でも、政党に属すると可笑しくなるようで、余りにも少ない人が声を出しても如何にもならず、日本の
明日はどうなるのでしょう?!

_ KAJI ― 2012年10月17日 20時16分45秒

 朗子さん、お立ち寄りありがとうございます。

 ほんとに現在の政治は絶望状態ですね。でも棄権しても何もなりません。(マイナスの投票が出来ればいいのですが)やはり何とか次につながる人を送り出していきましょう。

 一つは、男性は信用できませんので、女性をできるだけ出すようにしましょう。今、NHKの「クローズアップ現代」で情勢の活躍を促進することについて議論していますが、なかなか難しいとはいえ、情勢は相対的に嘘をついたり、不誠実なことはしません。時間はかかるでしょうが、女性に期待したいと思っています。(生きている間に間に合わないかも知れませんが)

 後のこのブログにも書きましたように、官僚の横暴を抑えて、官僚本来の働きをしてもらうために、働いてくれる政治家を求めていきたいと思います。今の所は「みんなの党」と「日本維新の会」です。一時のフィーバーは冷えてきていますが、自民や民主に代って、政権を動かしてもらえるところまで、頑張ってもらおうと思います。

 官僚はものすごい抵抗をするでしょうが、何とか制度で抑え込んで欲しいものです。

_ toro ― 2012年10月19日 21時33分37秒

日本維新の会はどうかわかりませんが、国会中継で委員会の質疑応答を聞いていると、みんなの党も切り込みが弱いです。
どうしてか、日本という国は伝統的に?責任追及するばかりで、対案をしっかりと明示さない。
対案を明示して、与党の答弁側に座って、堂々とやったらよろしい。
そういうところまで行っていないのが見ていて悲しい気分になります。

ですから、政治家に期待することは今回はしないようにと思います。
民主党に期待して裏切られただけに、何回も裏切られるのはごめんです。

復興予算・・・
これはひどいですね。
明らかに予算の付け替えです。
一般会計で必要ならば予算をつけたらいい。
それができない予算ということは必要性が低いということです。
私たちに負担を強いた増税です。
国税も住民税も増税して、それも復興のためということでみんなで受け入れたのですが、あんな使い方をするとは・・・。
感覚が麻痺しています。

全くなっていません。

江戸時代の悪代官がいっぱいいそうです。

_ KAJI ― 2012年10月20日 13時32分52秒

toroさん、確かに選挙になっても、誰の投票すのかまるきりわかりませんよね。ほんとに悲しいことです。

 と言って、手をこまねいてもいられませんので、進めてもらえそうな政党に投票しようと思います。結果的にまた裏切られるかも知れませんが、官僚組織を組み替えて、国民のために働いてもらえるような方式にして欲しいと思っています。

 復興予算の多用途への流用にしても、結局官僚が書いた筋書き通りを今の政治家は黙認してきているわけでしょう。こんな政治家はいりません。早くゴミ箱に捨てたい所です。

_ 朗子 ― 2012年10月22日 20時08分57秒

今年末には、選挙の予想も出てきました。でもやっぱり解りません。民主党にはがっかりする事も多いのでは…では何処をを支持するか?力の無い小さな政党をを支持しても、どうしようもないし、民主党に懲りたと言っても、自民党にはもっと懲りています。今の官僚支配を打開してくれる処が有るとすれば
どの党でしょうか?田中真紀子さんは、喧嘩はしてくれそうですが、其の後は…?あの方が日本の庶民の事を本気に考えてくれる筈は無いし、どの政党が全党一致して、本当に日本の庶民の事を考えてくれるか?何も信じられなくなった。もう直ぐ消えていく私はごまめの歯軋りでも、子孫の為に良い政治を残してやりたい気持ちです。

_ KAJI ― 2012年10月22日 21時34分29秒

 朗子さん、ほんとに難しいですね。でも棄権したのでは自分の権利を放棄したことになりますので、投票には行きたいと思っています。

 現在は沢山の党が出来ていて、収拾がつかない形ですが、それぞれの党にはそれぞれ心ある人がいると思います。自民党にも河野さんとか、菅さんとか、中川秀直さんとか、あるいはそのグループの人たちです。民主党にも、出て行かれた小沢さんのグループとか、みんなの党とか、その人たちが団結して新しいグループを作って欲しいと思っています。つまり、政界再編です。

 その中に維新の会が入って行けば、かなりの勢力になるのではないでしょうか。或いは次の選挙には間に合わないかも知れませんが、国民の意思はその方向になるように思います。頑張りましょう。

_ toro ― 2012年10月26日 21時12分52秒

最近思うのですが、威勢がいい政治家が目立って、人気があるように思えてしまう自分がいます。
確かにされは戦術ではあるかも知れませんが、3年前に私たちは失敗しているんですね。
いろんな格好のいい言葉に踊らされて、投票行動をしてしまった。
今回は、こういうことのないようによく見ていこうとすると、地域政党や地域政党からあがってきた政党がクローズアップする。
しかし、維新八策と言っているが、実現性の有無はどうかというものがある。
官僚制を変える、打破すると言いますが、連綿と続いてきた日本の歴史の中で出来た官僚機構です。
それを変えるだけの気概・度量・能力があるのかと言うと疑問符がつく。
官僚は上手に使うべきであるが、世間一般の視点が考えていけば意外と答えは簡単なところにあると気づく政治家に投票行動をしたい。
そもそもマニュフェストが嘘ばかりであるならば、もう出して欲しくはない。

_ KAJI ― 2012年10月27日 08時48分34秒

 toroさんは今の官僚のやり口がおかしいと思いませんか。復興予算にしても、「復興に関連した」と言うような文書をもぐりこまして、今まで一般予算で通らなかった項目をもぐりこましたのは官僚ではないですか。学校の校舎の耐震工事などは一般予算でやるべきことですよ。そっちが膨らむものだから、通り易い復興予算に潜り込ましたのです。

 こんな小手先の政策を進める官僚機構を根本的に変えないと、国民のための政治は出来ないと思います。「政治家がちゃんと監視していけば」と言うご意見だと思います。そうなのです、この様な官僚の横暴を止めて、国民の代表である政治家の意思に従って動く官僚が必要なのです。

 今の所は「シロアリ」と言われている官僚による政治機構を変える強力な政治家を選びたいものです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック