謹賀新年2011年01月02日 12時01分35秒

 皆さん、あけましておめでとうございます。2011年平成23年の年明けです。我が家では娘のサポートでようやく無線LANが繋がるようになった。これで居間でも寝室でもパソコンが使えるようになり、自由度が増すことになる。

 産業界では今年はエコ志向の線上に自動車が電気になりつつあり、大きく前進しそうである。電気自動車は従来のガソリンエンジンに比べて、部品数が1/3になり、構造的には非常に簡単になるという。ということは従来のように大会社でなくても製造ができ、中小会社が群雄割拠することになり、その傾向が表れてきている。

 我が国の政治は混迷を極めていて、どうなるのか一寸先も読めない状況になってきている。民主党政権は内憂(小沢問題)外患(ねじれ国会)で身動きもできなくなっており、解散総選挙が望まれるところであるが、と言ってどの党に投票するのがいいのか全く見えない状況で、一層の困惑を引きずっている。

 世界的にも金融危機の尾を引っ張って、国ごとに大きな格差が生まれており、政情不安とともに、平安な日々を確保できない人々が増えてきているのは悲しい限りである。少なくとも貧困のために命を落とすような人がなくなるように望みたい。


国債増発への心配2011年01月11日 13時28分02秒

 民主党主体の政権で初めての独自で策定されたという来年度予算案ができて、今月始まる国会で審議に入るという。

 巷間言われているように、二年続けて実収入を超える国債を発行するという。その規模44.3兆円を新たに発行することになるが、この膨大な金額を従来通り国内で消化できるのだろうか。

 消化できるのか、消化できないのかは(自分の素人考えでは)国債の金利がどう動いていくかが目安になると思っている。つまり、買ってくれるところがなくなってくれば、当然ながら金利を上げて買い易くするしかないわけである。

 その意味で、日々国債の金利の動きに注目しているが、昨年まで安定して1%以下に抑えられていた金利が年末当たりから急に1%を超えるようになって、現在では1.2%ぐらいになっている。

 この程度の金利の上昇は特に問題ないのか、或いはこれから来年度の44兆円を国債が売り出される状況に対して、今以上に金利を上げる必要があるのか、その上で消化できるのか、際限のない心配が膨らんでくる。


政治主導の政権2011年01月21日 16時56分32秒

 前にも書いたように、一昨年の8月に「脱官僚」「政治主導」を掲げて戦った民主党に、国民の多数の人たちが賛同して政権の移行が行われた。所が、民主党は昨年の参議院選挙では突如として「消費税増税」「天下り容認」といった今までにない一面を露呈して、大惨敗してしまった。

 つまり、国民が
求めているのははっきりしているのであり、官僚の意向に流されず、国民のための政治をやってくれる政権を求めているのである。しかし、本日の新聞情報によると、菅首相は「脱・脱官僚」政策を宣言したと報じていた。

 菅政権はどちらを向いて政治を進めようとしているのか。しっかりと国民の方を見て、国民のための政治をしてほしいものである。だから、このままでは次の地方選挙では民主党はまたまた大惨敗を免れません。

 今の所、まだ脱官僚を進めようとしている政治集団は「小沢元党首が率いる民主党の一派」と「みんなの党」だけである。我々国民は将来をこれらのグループに頼らざるを得ないのだと思うが、ほんとに国民の望んだような政治が実現できるのだろうか。日本という国の未来に光明が見えないのは真に寂しい限りである。

二枚舌(?)2011年01月28日 13時02分18秒

 アメリカのスタンダードアンドプアーズ社が日本の国債の格付けを一段階下げて、AA-にした。この格付け変更に対して政府筋は一企業の格付けであり、静観していくとの見解のようである。

 従来から、我国の年間GDPの200%を超える国債発行残高について、危機的状況だという人と、大部分が国内で消化されているから大丈夫だという人に分かれて論争が続いている。しかし、何れにして膨大な借金であることは確かで、早急な対策が必要であり、S&P社の指摘もこの点についてあると考える。

 この対策として、政府は消費税を早期に導入すべきと言い出してきている。また他方では、年金や医療費を中心とした福祉関連事業費が年々膨らんできており、この対策としても消費税の導入が第一に検討されている。

 この二つの問題に対して、ここに消費税の扱いが論じられているが、総合して、つまり消費税で得られる税収のどの部分を国の借金の返済に回すのか、どの部分で福祉関連事業に回すのか、明確ではないように感じている。と言うより、それぞれの問題が話題になるたびに、適宜消費税を持ち出して逃げているようであり、これって二枚舌ではないのか。