豪雪2006年01月09日 11時40分51秒

 大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。お正月に南伊豆の方に保養に行ってましたので、ご挨拶が遅れました。南伊豆でも場所によっては山の陰などに雪が残ったりしていましたが、私達は雪に会うこともなく比較的温暖なお正月を過ごさしてもらいました。  帰ってみましたら、横浜でも初雪が降ったようですし、日本海岸ではここしばらく経験したことがない豪雪が続いて、そこに住んでいる方々の、特にお年寄りの家族の生活に大きな打撃を与えています。これも温暖化の影響だと解説されていますが、ホントにそうだとしたらこれもある種の人災だと考えざるを得ません。  何年か前にこのような豪雪地帯の村長さんが、「除雪作業と言うのは、これに幾ら金をかけても、一つも資産として残らないのですよね。」おっしゃってたのを憶えています。つまり春になって総ての雪が解けてしまえば、何も後に残らないということです。  都会に住む我々が排出する大量の温暖化ガスのために、大量の降雪を誘発していると思うと、何か申し訳ない気持ちで一杯です。

ホリエモン2006年01月23日 08時55分17秒

 ライブドアの問題に関して東証のシステムまで巻き込んで大騒ぎになっている。面白いのは日本の世論はホリエモンへの非難に集中しているのに対して、アメリカからは逆にホリエモンの所業よりも東証の不始末に非難が集まっているとのことで面白いと思った。  今回のライブドア問題では二つの側面で考える必要があると思っている。つまり、一つはM&A(会社の買収)によってこれを収益に繋げ、会社を拡大していくことで、これは(日本の法律自体がやや不備な所があるようであるが)全く違法であると言うことはなく、寧ろアメリカなどでは企業の大きな経営戦略になっているようである。  二つ目は会社拡大の裏で行われてきた違法な経理処理である。(不正があったことは野口氏の自殺で明らかになっているように思う。)宮内氏が主導したと言われているが、会社の業績が子会社の増資で得た資金が利益として本体に還流しているとしたらこれは全く言い訳の出来ない違法行為である。  私の常識では大きな会社ほど不正はやり難いし、不正によるダメージも大きいことから「絶対に故意の不正」は行わないと言う考えがある。今回の事件はその意味からもライブドアが世の中で通用する大会社ではなかったことの査証である。

ナベツネさんの最近の言動2006年01月30日 08時07分59秒

 これまで読売新聞のナゲツネさんは好きではなかった。が最近小泉首相の靖国神社参拝に対する反対声明には諸手を上げて賛成したい。「もしドイツ国民がヒットラーを神社にお祭りして、ドイツの首相がお参りしたら、(そんなことはありえないが)世界中でどのように思われるであろうか。」先日TBSの筑紫さんとの対談で明確に述べられたのを聞いて、胸のすく思いだった。  私は中国や韓国が首相の靖国参拝に反対していること以前に、戦前戦後の日本国民に対して悪政を強いてきた東條を初めとする当時の軍部関係者が祭られている神社にどうして国の首相がお参りできるのか、私には全く理解できない。

麻生発言2006年01月31日 09時18分03秒

 今朝の新聞に麻生発言として、「靖国神社に天皇がお参りしないのが問題だ。」と報じられた。「戦争で死んだ人たちは「天皇陛下バンザイ」と言って死んでいったのであって、「首相バンザイ」とは言っていない。」と言うのが趣旨であるが、これは全くおかしな論理であると思う。  つまり、A級戦犯が合祀される前は天皇陛下も参拝されていたと聞いていますが、合祀以降参拝を止められているわけです。つまり、天皇陛下は自分の名前を呼んで死んでいった人たちに対する思いは強いと思うのですが、それ以上にこの国の政治をミスリードしたいわゆるA級戦犯という言われる人たちが許せなかったのだと思います。と言うことは逆に天皇陛下が参拝できるような状況を作ることこそ政治の課題ではないのでしょうか。