イラク戦の犠牲者2005年09月04日 08時37分38秒

 イラク戦争によって、都市の無差別な破壊に伴い、数え切れない人々が亡くなっています。アメリカ兵でさえ2000人近い人が犠牲になっています。更に今度は種族の対立の中で一度に1000人を越える死者が出ました。痛ましいことです。
 所が最近別の場所でイラク戦の犠牲者がいることが分かってきました。アメリカミシシッピー川河口付近のハリケーンによる被害は今なお救済のメドが立っていない状況の中で、必死の対応が進められています。
 最近伝えられている所では、この地方にハリケーンが来たら大きな被害だ出ることは数年前から予測され、一部の識者が警告を出していたそうです。その対策として莫大な費用が必要な所から、イラク戦争を抱えているアメリカとしてはこの対策に必要な費用が割けなかったということです。
 つまり、この災害で最終的にどの程度の被害が出るのか分かりませんが、ここにもイラク戦の被害者いることを知らされた次第です。しかもその種の犠牲になる人は常に貧しい人に集中すると言うのはほんとに悲しいことです。

席を譲られて2005年09月08日 17時24分29秒

 私は現在71歳で、横浜市ではいくばくかの年会費を払うことで、バスと地下鉄の無料パスを頂いている。従って、身体の方は十分耄碌して来ているのであるが、何しろ髪が黒く、量もあることから、普段は外見から年寄りには見ていただけていない。
 所が先日バスに乗った時、それほど混んでいたわけではないし、いつものことだから、吊革に掴まって立っていると、目の前に座っていた中学生風の子供が急に立ち上がって、「どうぞ」と席を譲ってくれているらしい。「らしい」と云うのは自分が席を譲られたと云う認識がなかったので、後ろを振り向いたが誰もいないので、自分のことだと改めて気がついた次第である。中学生の好意に甘えて座らしてもらった。
 生まれて始めて席を譲られたことで、何となく嬉しいような気持ちと、いよいよ自分も年寄りの仲間入りをしたという寂しさと、複雑な心境に浸った一日でした。

自民大勝2005年09月12日 07時25分17秒

 今度の選挙は何とか小泉自民党に勝たしたいと思ってはいたが、ここまで大勝するとは全くの想定外だった。  今、国民が求めているのは「改革」なのだと言うことを強く感じた選挙でした。どこかの団体から何億もの裏金が政治家に入るような政治にたいして、大部分の国民は嫌気がさしてきており、何とか変えて欲しいと思っていたのでしょうね。「改革」と言うことからすると、従来では保守的な自民党に対して、現体制を変えたいと言う野党民主党が主張していくのが普通なのに、今回は小泉自民党が「郵政民営化」を旗印に「改革」を唱えたのに対し、民主が今のままでいいという立場に置かれた事で、「改革」の声が一般に届きにくかったことが勝敗を分けたように思います。  問題はアフター小泉でしょうね。小泉さんのように命を懸けて自分の主張を実現しようと言うリーダーが出て来るかでしょうね。

本当の敵は官僚2005年09月16日 10時04分46秒

 現在、惨敗を喫した民主党の党首選びが進んでいる。誰を立てたら小泉自民党に勝てると云った視点が論議されているようであるが、日本の政治改革を阻んでいるのは官僚組織だと云うことを申し上げたい。今回の郵政民営化も郵政の官僚からこの事業を取り上げることで、多少とも風通しが良くなる殊に意味があると思っている。  今回の選挙で民主党は「官僚体制」の打破をその一つの政策として掲げていたが、個々の政策以前に官僚の書いた筋書き通りに進める現在の政治手法ではなくて、政治家が自らの理念・方針で政治を動かし、官僚はそれに従うと云うか、サポートする立場でないとほんとの政治改革や財政改革は出来ないと思う。その意味では自民党にとっても民主党にとっても戦わなければならない相手は官僚だと云うことを十分認識して欲しいし、脱官僚の仕組み作りができることを国民の一人として切望している次第です。

カトリ−ナ被害の意味すること2005年09月16日 10時44分21秒

 今回のハリケーン「カトリーナ」の悲惨な状況が連日報道されており、政府の救援に手落ちがあったことをブッシュ大統領自身が認めたが、今さら何を云っても取り返しのつかない状況である。  昨日の報道によると、世界的にここ数年台風と云うかハリケーンと云うかこの種の暴風の発生が従来の2倍近くになってきているとのことで、その原因は従来より海面の平均温度が0。5度高くなっているからだそうである。つまりは地球温暖化が進んで、この種の暴風の回数を大幅に増やし、しかもやってくる暴風の規模が大きくなってきていると考えられる。  アメリカは勿論世界一の炭酸がスの放出国でありながら、国内の企業に不利益との理由で京都議定書にも調印しておらず、現在も大量の炭酸ガスを排出している分けで、今度の「カトリーナ」の被害はそれに対する自然からの警告とも解釈できるのではないだろうか。

NHKの視聴料2005年09月22日 11時57分42秒

 NHKの視聴料金を払わない人が130万所帯になり、更に増えているとのこと。実は私の場合昨年までは年間の料金を一括して銀行から引き落とされていました。この事態に当たり、自動的に振り落とされているのでは申し訳ないと思い、今年の3月ごろ取り合えずこの自動払いだけは解約しました。  解約はNHKにも連絡が行っているでしょうから、直に徴収に来るのかと思ったのですが、誰も来ません。我が家は結構NHKを見ていますので、料金を払わないと言う積りはないのですが、集めに来ないのでは払いようがありません。〔多分このような処置をした人が多くいたために、徴収する人が大幅に足りなくなっているのでしょうが〕  NHKは支払わない人には裁判所からの命令を出そうとしているようですが、私のようなものにまで裁判所の命令が来るのでしょうか。このような処置によって、益々NHK離れが進むのではないでしょうか。何か新しいシステムを作らないと、破綻をきたすように思います。

スペイン語教室を卒業しました2005年09月28日 21時30分06秒

 退職後毎週通って来たスペイン語教室を今日卒業することとした。数えてみたら9年半になる。寂しいけれどこれも老いのステップであると認識している。私たちの教室が10月からなくなる直接の理由は、人数が規定に達しなくなってしまったからではあるので、私自身としては続けようと思えば別の教室に入ることも出来たが、これを機会に止めることにした。  その理由は記憶力が落ちて来て、勉強が楽しめなくなって来ていることである。会話している時に、いつもなら意識しなくても出てくる簡単な単語が急に出て来なくなって、つっかえるようになり、喋ることに全く自信がなくなってしまったことは寂しい限りである。  引き続き在日ペルー人の生活支援をしているので、全くスペイン語から離れてしまうわけではないが、何らかの形で日常の生活の中スペイン語の雰囲気が続くように工夫していきたいと思っている。